大きく広げた、片翼の(オオハクチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

市内にある白鳥の池での事です。

いつものように、多くのオオハクチョウを観察する事が出来ました。

 

 

仲良く群れて泳ぐ。

 

 

餌を採りに飛び立つ。

 

 

採餌場所から、一時帰宅?

 

 

賑やかに動く白鳥たちですが、静かに泳いでいる白鳥も数多くいました。

そんな白鳥の群れの中に、1羽だけ様子の異なる個体がいました。

 

 

 

白鳥は全身が白いため、パッと見には気付きにくいですが、この個体には左の翼がありません。

それでも、大きく翼を広げた時にハッキリとわかりました。

 

 

 

毎年、冬が過ぎても2羽だけ残留している白鳥の1羽だと思います。

怪我の理由はわかりませんが、広げた翼が痛々しいです。

過去の画像を確認したら、同じ片翼のオオハクチョウの画像を見つけました。

おそらくは同一個体のはずです。

 

 

仲間と過ごす事が出来る冬の時期は、寂しくはないのでしょう。

それでも、飛び去る仲間を目にして、どのような心境なのか想像してしまいます。

夏の時期、この白鳥が翼を広げた姿を見た事はありません。

仲間と一緒に飛びたいのでしょうね。

 

 

2021年9月撮影。