市内の池に野鳥観察に行った日の続きです。
池の一部が凍っており、ハクチョウやカモ類が餌を探して一生懸命でした。
先程は、パンを巡ってオオバンがオオハクチョウを前に立ち回りを演じていました。
冬は食べ物を獲るにも大変です。
この池は大きなものと小さなものに分かれ、車道で分断されています。
そんな車道に、オオハクチョウが歩き出ていました。
車の轍を難なく乗り越え、灰色の若鳥たちが親鳥に引き連れられています。
別の場所では、ススキらしき植物を食べようとしている1羽がいました。
いくらも残っていなさそうな穂でしたが、頑張って首を伸ばしています。
池の水面では、水底の何かを採っているハクチョウの一団がいました。
何羽も集まり、押し競饅頭となっています。
大きなお尻を水面に突き出しながら、水の底を漁っていました。
私は勝手に「白鳥チューリップ」と命名しています。
長く雪が降り続けると、ハクチョウたちは餌を求めて別の場所に移動するかもしれません。
新潟県にある瓢湖はハクチョウの飛来で有名ですが、11月頃にピークを迎えるそうです。
雪が降り、湖が凍る時期になるにつれ、徐々に数が減ってしまうのだとか。
餌が採れる場所や安全に休める場所を求めて日々移動している野鳥たちは、やはり大変ですね。