2月11日の事です。
市内の海岸に散策に行きました。
数日前は雪に埋もれていた海岸も、すっかりと雪が消えていました。
浜辺の様子は風や波の影響で日々変化するため、現地に赴かないと分かりません。
雪の消えた浜辺には幾つもの漂着物が落ちていました。
流木やペットボトル、漁具や貝殻など、様々です。
そんな中に、小さくて可愛いぬいぐるみが混じっていました。
シロチドリです。
風に耐え忍ぶように、砂にお腹を押し付けていました。
以前、シロチドリに気付かずに飛ばしてしまったことがあります。
それ以来、進行方向を双眼鏡で確認する癖がつきました。
全部で6羽がいました。
皆、思い思いの方向を向いていますが、既に私を警戒しているようです。
砂浜は姿を隠す事が出来ないので、仕方がありません。
距離を保ったまま、観察を続けました。
頭頂部に赤みを帯びてきた、夏羽らしい個体も混じっています。
ちょうどよい窪みに身を潜めていましたが、自分で掘るのでしょうか?
私の後方から犬を散歩させている人が近づいてきたため、群れが動き始めました。
最終的には、沖にある岩場に飛び去ってしまいます。
シロチドリ達が着地した場所を確認すると、数が増えていました。
採餌していたハマシギの群れの中に逃げ込んだようでした。
上の画像には、2羽のシロチドリが混じっています。
争う事もなく、穏やかに過ごしていました。
シギチ達はみんな仲良しだと思います。
春の渡りの頃には、他の種も観察できるかもしれません。
期待を込めて、海岸にも時々訪問しています。