烏だって必死です(ハシボソガラス) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

久しぶりに市内の河川敷へ出かけました。

昨年、タゲリ、キレンジャク、オオタカを見つけることが出来た場所です。

この日も、どんな野鳥に出会えるか、楽しみにしていました。

 

 

踝(くるぶし)くらいまでの雪に苦戦しながら、堤防沿いを歩きます。

マガモ、コガモ、オオバンなど、お馴染みの水鳥がいました。

たまに、枯れ木にムクドリやモズを見つけ、驚いたキジが草陰から飛び立ちます。

そんな河川敷に、コハクチョウの群れがいました。

 

 

 

 

よく見ると、嘴の黒い部分が多い個体(正面手前)もいました。

アメリカコハクチョウとの交雑種でしょうか。

 

 

 

川にかかる橋から、家族連れがパンを投げ入れていました。

どうやら、コハクチョウたちに餌やりをしたかったようです。

しかし、100mは離れていたため、川の流れに任せて運ばれるのを待たないといけません。

 

 

と、1羽のハシボソガラスがやってきます。

川に流れるパンくずに気付いたようでした。

 

 

 

水面に浮かんでいるのを、飛びながら、器用に嘴で拾い上げていました。

 

 

 

近くの河原で、戦利品を味わいます。

 

 

 

橋の上で、家族連れは「ハクチョウにあげたのに!」と笑っています。

コハクチョウたちは気にする様子もなく、マイペースでした。

カラスだって、生きていくのに必死です。