一段と冷え込んだ日の事です。
小雪の振る中でしたが、散策する時間が作れたので市内の自然公園へ向かいました。
公園内は脛の高さまで雪が積もっていました。
天候が悪いためか、歩く人は殆どいません。
公園内にある池の大部分も凍り付いていました。
池のかなり内側にまで氷で占められています。
僅かに残った水場にカモ類が集まっていましたが、普段よりも数が少ないです。
氷上で休んでいたのは、殆どがカルガモでした。
それなりに厚みがある氷なのか、カルガモたちが乗っても割れません。
1羽だけマガモ♂が混じっていました。
少しだけ寂しそうです。
私に気付いた一部のカルガモが警戒し始めます。
泳いで逃げる場所もないためか、歩いて距離をとっていました。
水面の広さを考えると、外敵が来た場合に逃げる場所がなさそうです。
この公園には奥に小さな池が幾つかあるため、そちらに移動しているカルガモも居るのかもしれません。
小雪の勢いが増してきたため、水上に突き出した東屋に避難しました。
東屋から周囲を見渡すと、岸辺の一角にアオサギを見つけました。
風雪に耐えながら、じっと動きません。
羽毛の様子が、まるで蓑(みの)を着た昔の人のようです。
その後、小雪の止んだタイミングで散策を再開しました。
山側からヤマガラやヒヨドリ、ホオジロらしき鳴き声が聴こえます。
ただ、雪がそれなりに積もっているため、それを踏破する気力がありません。
スゴスゴと、帰路に就く事にしました。
雪道の散策は、意外に体力を使います。