紅葉と、鳥の巣と(エナガ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

12月3日は、久し振りの快晴でした。

市内の自然公園に鳥見に行きます。

例年だと、そろそろツグミかシロハラが来ているはずです。

 

 

到着して早々に聴こえた小鳥の声に誘われて、普段は散策しない小道を進みました。

その小道は、葉が茂っていて陽射しが入りにくい上、袋小路になっているので鳥見に不向きです。

それでも、この時期には落葉が進み、適度に陽が射していました。

小鳥達も見つけやすく、立ち止まっていると私の周囲も来てくれます。

ボーナスタイムの始まりです。

 

 

 

 

全部で10羽くらいのエナガだけの群れです。

赤い実には目もくれず、木の枝に潜む虫を獲っていました。

遅れて色付いていた紅葉の木にも止まってくれます。

 

 

 

 

逆光気味かつ、隣の木の陰に入ってしまいましたが、秋らしい写真になりました。

・・・あ、今は冬でした。

 

 

群れを追いかけるよな形で道を進んでいくと、エナガの群れの移動する先に面白い物を見つけました。

葉の落ちた小枝に、丸いものがぶら下がっています。

 

 

 

 

葉や苔の他に、ビニール紐などで構築されていました。

小鳥の巣だと思います。

調べてみると、ビニール紐に絡まって命を落とす雛もいるのだとか。

様々な物を利用する野鳥の賢さや逞しさに畏敬の念を抱くと共に、複雑な気持ちになりました。