地味だけど、良い味だしてるカモ(オカヨシガモ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

市内にある、自然公園に行きました。

その公園には大きな池があり、通年カルガモやアオサギがいます。

冬には、マガモやオオバンなどのカモ類の他、時に白鳥も飛来します。

 

 

 

 

池の入り口で、カルガモたちが寛いでいました。

カルガモは、この池で一番多いカモです。

次いで2番目に多いカモがマガモです。

池の中央にある小島の傍で、こちらも寛いでいました。

 

 

 

 

他には、オオバンやカイツブリなどの見知った水辺の鳥ががポツポツといる程度でした。

そんな公園の池の中で、少し異なるカモがいる事に気付けました。

 

 

 

 

胸部の鱗模様が美しい、オカヨシガモです。

嘴が黒いので、成鳥の♂だと思います。

色鮮やかな他のカモ類の♂に比べて地味なのが、特徴と言えば特徴です。

「地味ガモ」とも呼ばれているそうです。

落ち着いた色合いなので、地味ですが何処かホッとするカモだと思います。

 

 

ついでのオカヨシガモ♀の姿を探してみると、容易に見つける事が出来ました。

♂の傍を泳いでいたからです。

 

 

 

 

一見すると、マガモの♀だと間違えてしまいそうです。

オカヨシガモの♂と一緒に居る事で、♀だと分かりました。

♀の判別のポイントは、黄色い嘴の上部に嘴の先まで黒色部分が続いている点です。

他には、翼鏡が白いのも重要な判別ポイントですが、今回は観察出来ませんでした。

因みに、マガモの♀は翼鏡が青色です。

 

 

参考までに、マガモ♀です(2021年3月撮影)

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下の画像は先程のオカヨシガモ♀です。

左側には、カイツブリが友情出演をしてくれました。

 

 

 

 

昨年もオカヨシガモを見かけましたが、なかなか近付いてくれませんでした。

なので、今回はしっかりと♂と♀を確認できたので満足です。

この池には、しばらくすればミコアイサも来てくれるはずなので、また訪れる事にします。

オカヨシガモだけではなく、ヨシガモも見たいのですが・・・

いつか出会えるのを楽しみに、晴れ間を縫って野鳥観察をしています。