日本海側は天気の悪い日が多く、なかなか鳥見に行けません。
そのため、過去の探鳥記録の紹介が中心になってしまいます。
海岸でイソヒヨドリを見つけた日(11/20)の続きです。
テトラポッドでは、鵜の群れが日向ぼっこをしていました。
白っぽい個体がいましたが、調べてみると幼鳥のようです。
体格だけ見ると、成鳥と大差がない印象でした。
海岸散策では、テトラポッドや岩場だけが観察場所ではありません。
近くの水辺からよりも、遠くの高台からの方が見つけやすい時もありました。
波間に見え隠れする野鳥もいるため、様々な角度からの観察が必要です。
岩場の観察を一通り終え、うねる海面を眺めていたところ・・・、1羽の野鳥を見つけました。
ウミアイサです。
♂のエクリプスかもしれませんが、♀っぽい雰囲気でした。
この日、別の場所で♂と♀の番を確認しましたが、ここで見つけたのは1羽だけです。
パートナーを募集中なのかもしれません。
他にも野鳥が潜んでいないか、海面を探していると、低空を飛行する黒い鳥を見つけました。
よく見かけるカラスや、カワウよりも小さいのが特徴でした。
ヒメウです。
今年の4月に見かけた以来の出会いでした。
この個体は頭部が完全に黒いので、冬羽です。
ちなみに、夏羽だと眼の周囲だけが羽が少なくなり、赤く露出するそうです。
岩場の傍に着水し、潜水しながら過ごしていました。
当地域では、ヒメウは冬鳥です。
これからも観察できる機会が増えそうです。
天気さえ良ければ。