黄色と黒と、泥色と(コハクチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

朝日池での探鳥の続きです。

マガンの群れを観察していましたが、残念ながらハクガンやカリガネは見つけられませんでした。

それでも、観察していると意外な発見があります。

 

 

池に残っていた数羽のコハクチョウに注目しました。

白鳥たちのほとんどは、池の周辺へ採餌に出かけています。

時折、数羽が舞い戻って来ました。

 

 

 

 

池に佇んでいたコハクチョウの中に、違和感を覚える個体がいました。

下の写真、左のコハクチョウです。

 

 

 

 

嘴の黒色部分が基部にまで及んでいます。

見つける事が出来たのは、この1羽だけでした。

帰宅後に調べてみると、アメリカコハクチョウとの交雑種の可能性があるようです。

アメリカコハクチョウは嘴がほぼ黒色で、黄色い部分が非常に狭いそうです。

それよりも、黄色い部分が広そうなので交雑種だと判断してみました。

アメリカコハクチョウも、いつか見てみたいです。

 

 

嘴がピンク色の個体も見つけました。

これは、幼鳥です。

よく見ると、まだ体全体が灰色がかっています。

 

 

 

 

頭部が泥色の個体も見つけました。

これは、「食いしん坊」です。

泥の中にある草の根を食べているようでした。

 

 

 

 

朝日池ではコハクチョウを中心に撮影をしていましたが、カモ類も撮影しました。

一斉に飛び立ったマガモの群れを撮影したと思っていたところ、帰宅後にその間違いに気付きます。

 

 

 

 

遠くて分かり難いかもしれませんが、トモエガモの群れでした。

巴模様の♂と、嘴の基部に白斑のある♀が確認できます。

30羽を超えるトモエガモの群れです。

現場で気付いていれば、もう少し鮮明な写真を撮るために粘ったのですが・・・

撮影対象が複数だと緊張感や集中力を維持することが出来ないのは、単に未熟者だからです。

 

朝日池に再訪する理由が、また1つ増えました。