散策中、たまにドバト(カワラバト)の群れを見つける事があります。
市内では、港の傍で見つける事が多い気がします。
人に餌をもらっているのか、ドバトは人懐っこい個体が多いです。
11月6日の事です。
この日も港の傍でドバトを見つけました。
撮影しようと望遠レンズを向けると、餌を貰えると思ったのかどんどん近寄って来ます。
素早く近寄ってくる個体以外に、歩き方のおかしい個体がいました。
左足の先を失った個体です。
おそらくは怪我だと思いますが、歩く姿が痛々しいです。
下の写真の個体は右足に釣り糸らしきモノが絡まってしまっています。
指を広げる事が出来ないので、辛そうでした。
帰宅した後に写真を見返していると、2枚目の写真の左端に釣り糸の束が落ちているのを発見しました。
鳩の足にばかり注目してしまい、現場では気付くことが出来ませんでした。
このドバトは、このような釣り糸に絡まってしまったのでしょう。
この港には毎日釣り人が沢山いるためか、こうしたゴミも多く落ちています。
そんなドバトの群れから少し離れた所に、足環をはめた個体がいました。
カラフルな足環を左右にはめた、レース鳩のようです。
ドバトと同じ種なのですが、交配などの影響のためか羽の模様が異なる個体が多い気がします。
日本鳩レース協会なる組織が、年に何回もレースを開いているそうです。
現在もレース中の鳩なのか、迷い鳩なのかは分かりませんが、どちらも元気そうでした。
鳩の帰巣本能は本当に凄いですね。
伝書鳩の歴史は古く、紀元前まで遡れるそうです。(Wikipediaより)
鳥の習性を熟知し、それを利用してきた知恵や文化に敬意を抱きます。
それはそうとして、鳩が無事に帰り着くように祈らずにはいられません。
最近、回収した釣り具の一部です。
傷付く野鳥が少なくなりますように。