キツツキ類ではないけれど(キバシリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

戸隠森林植物園、投稿4回目です。

園内では、高確率でキツツキ類に出会うことができます。

この日も、出会いに恵まれました。

 

 

朝早い時間、大きくもゆっくりとした木を突く音が響きます。

空抜けになりましたが、オオアカゲラを見つけました。

胸の縦斑と、尾部の淡い赤色部分が特徴です。

 

 

 

頻繁に鳴きながら、小刻みなドラミングをしていたアカゲラ。

赤い後頭部を確認できたので♂です。

 

 

 

紅葉の進む園内では、枯れた葉が舞い落ちます。

そんな中、舞い落ちたはずの1枚の木の葉が、木の幹を登り始めました。

素早く動く小さな姿をカメラで追います。

 

 

 

キバシリです。

以前に一度だけ見た事がありましたが、初めて撮影出来ました。

木の上方から下方へ飛び降り、木の幹を登るといった上下運動を繰り返していました。

途中、枯れ木に掘られた小さな樹洞に立ち寄ります。

顔を出した際に見る事の出来た、細長い嘴が印象的でした。

 

 

 

木を登る姿を背中側から見ると、樹皮に紛れて姿が分かりません。

見事な保護色でした。

 

 

 

素早いドラミングをしていたコゲラも見つけました。

樹皮を登る姿は、先程のキバシリに似ています。

背景にもよりますが、保護色の質ではキバシリに軍配が上がりそうです。

 

 

 

いずれも、木の幹に掴まる野鳥の代表です。

そういえば、ゴジュウカラも幹を移動していました。

見通しの良い森林なので野鳥を見つけやすく、気を抜くことが出来ません。

休憩中も上方を向いていたので、首が疲れてしまいますが。