砂の上、海の上(トウネン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月8日の事です。

雨の降りそうな天気でしたが、海岸へ散策に行きました。

 

 

いつもの面々、ウミネコ、カワウ、ダイサギ、アオサギが出迎えてくれます。

トビが浅瀬で海水を飲んでいましたが、ハシボソガラス達に追い払われてしまいました。

遠くの防波堤にミサゴがいましたが、飛び去ってしまいます。

 

 

そんな浜辺に、トウネンが1羽だけいました。

波打ち際で、しゃがんでいます。

 

 

 

 

波が来ても、ジッと動きません。

そのまま波にさらわれそうになります。

怪我でもしているのかと心配になりました。

 

 

 

 

足が砂に埋まっていましたが、ゆっくりと動き出しました。

目立った怪我はなさそうです。

周囲にはトウネンの仲間はいません。

 

 

 

 

その後も暫くの間、波に足を掬われながら、可愛い姿を披露してくれました。

徐々に、見かけるトウネンの数が減っています。

今季はこれが最後の観察になるかもしれません。

 

 

帰り際、後方から「コォーコォー」と複数の大きな声が聴こえます。

もしやと思って振り返ると、海上を白鳥の群れが通過していました。

 

 

 

 

拡大して確認すると、コハクチョウの群れのようです。

ここから南にある、上越市の朝日池に向かって飛翔しているようでした。

その日、別の場所でも空から白鳥達の鳴き声が聴こえました。

冬鳥達の到来が着々と進んでいます。

 

 

帰宅後、画像を再確認して気付きました。

コハクチョウの群れに異物が混入しています。

 

 

 

 

上にカワウと、下にオオヒシクイ(?)が混じっていました。

コハクチョウの雁行形態に便乗しての長距離移動なのでしょう。

同じ冬鳥のオオヒシクイが混じるのは分かりますが、カワウまで・・・

一体、何処まで後について行くのでしょう。