マイフィールドである自然公園での事です。
私は視覚と聴覚に頼って野鳥を探しています。
そんな中、役に立つのは過去に野鳥を見つけた場所の記憶です。
どんな木に何がいたのかを覚えておくと、次回の探鳥に有利です。
特徴的な枯れ木の形も何となく覚えておくと、遠くからでも違和感から見つける事が出来ます。
見慣れた枯れ枝の先に、妙な膨らみを見つけました。
期待しながら近付きます。
手前にある木の枝葉の陰から、そっと撮影しました。
胸から腹部の縦斑が特徴のエゾビタキです。
良い具合に、朝陽が照らしてくれました。
ジッと動かなかったで、別のアングルから観察しようとしたところ、傍にコゲラがやって来ました。
ツーショットを狙いましたが、エゾビタキは飛び去ってしまいます。
そういえば、コゲラも胸から腹部に縦斑があります。
思わぬ縦斑仲間でした。
別の枯れ木でも、鳥の影を見つけました。
逆光だったので、露出を補正しての撮影です。
イカルでした。
見通しの良い場所では、遠くからでも枯れ木や電柱etc.に違和感を見つけやすいです。
そういった場所では、なるべく双眼鏡で周囲を確認しています。
鳴き声がしなくても、時折観察していると、思わぬ発見があります。
もちろん、空振りの方が多いのですが。