サメビタキ属3兄弟(サメビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

大潟水と森公園での探鳥の続きです。

園内を散策しますが、ヒタキ類とカッコウ類を見つけた以外に目ぼしい成果はありませんでした。

その上、雨が降ってきました。

諦めて駐車場に戻ったところ、小鳥の鳴き声がします。

駐車場の手前にあるアカメガシワの木で、再びサメビタキを見つけました。

 

 

 

 

今回は分かりやすい場所に出て来てくれたので、サメビタキの特徴を確認しやすいです。

エゾビタキほどではないにしても、胸部に縦斑があります。

コサメビタキと違い、目先が白くありません。

 

 

比較のために、過去画像を引っ張り出しました。

 

エゾビタキ

 

 

コサメビタキ

 

 

コサメビタキ属3兄弟(3種)の中でも、サメビタキが一番見かけにくい気がします。

私の出会う頻度としては、コサメビタキ>エゾビタキ≫サメビタキです。

サメビタキは夏鳥らしいのですが、主に亜高山帯の針葉樹林に生息するそうです。

本州中部地方における亜高山帯の標高は1500~2500mです。

隣の県になりますが、戸隠高原が標高1000~1200m、上高地ならば標高1500mです。

見かける機会が少ないわけに納得です。

 

 

春や秋の渡りの頃ならば、平野部でも見かける事が出来ます。

巡り合わせに感謝しています。