怪我をしないで(クロサギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

海岸を散策中、少し離れた場所にあるテトラポッドに数羽の鵜を見つけました。

カワウのなのかウミウなのか判別に困りましたが、何となくウミウだと思っています。

今回は、そのウミウに混じっていたクロサギが主役です。

 

 

 

 

上の画像では、クロサギは左端にチョコンと写っています。

ウミウ達は「私を見て」のポーズをしていますが、私の関心はクロサギでした。

クロサギは、私にとっては珍しい野鳥なので、見つけると視線は釘付けです。

そんなテトラポッドに、新たな客が2羽飛んできました。

 

 

 

 

再び、クロサギです。

この海岸には1羽しかいないと思っていたら、計3羽もいました。

複数で見つけたのは初めてです。

 

 

 

 

時折、仲間同士で場所取りの喧嘩をしています。

ウミウとは喧嘩をしないで、仲良く過ごしているようでした。

割と活発に動くので、見ていて飽きません。

 

 

 

 

ウミウとは仲良しでも、傍にいたキアシシギは追い払ってしまいました。

体格差がある相手には容赦ないのかもしれません。

 

 

 

 

そのうちに、1羽のクロサギが気になる行動をし始めます。

テトラポッドに引っかかっていたある物に興味を示したのです。

それは、釣り糸でした。

 

 

 

 

釣り糸の途中にある、何か(浮き?サルカン?)を嘴で摘まもうとしていました。

幸い、がっちりと固定されていたので、クロサギがいくら頑張っても外れません。

 

 

 

 

何度も諦めずに足で踏みつける等していましたが、最終的には断念してくれました。

クロサギの足は黄色ですが、足指は橙色をしている事に気付きました。

野鳥図鑑によると、足の色は黒色や黄緑色などもあり、個体差があるそうです。

 

 

あの釣り糸の回収をしたいのですが、沖合140m程の位置にある小島みたいな場所です。

さすがに泳いで行く気にはなりませんでした。

 

その日も、県外ナンバーを含めた数台の車がやって来ていました。

釣り人はゴムボート等を利用してその場所に赴いています。

決して安全とは言い難い場所ですので、怪我をしないで欲しいです。