秋の野草と(ノビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、散策中に出会った方から、市内でノビタキを目撃したとの話を伺いました。

毎年、ノビタキを見かける市内の河川敷へ探しに行くことにしました。

 

 

以前見かけた場所を中心に散策を続けますが、なかなか目的の野鳥には出会えません。

小鳥を見つけるたびに期待をしましたが、スズメ・ホオジロ・カワラヒワetc. でした。

途中、タシギと思われる嘴の長いシギ類が茂みから飛び立つのを見かけましたが、カメラは間に合いませんでした。

 

手ぶらでは帰れないと散策範囲を広げた結果、ようやく電線にとまるノビタキを見つけました。

 

 

 

 

頭部が黒っぽく胸~腹部が橙色なので、♂の冬羽です。

夕陽の影響か、少し橙色が際立っている印象でした。

周囲に仲間がいないか見渡してみると、電線のすぐ下、河川敷沿いにある畑にノビタキ♀の姿も見つけました。

 

 

 

 

♂に比べると頭部が白っぽく、同じ橙色の胸~腹部でした。

全部で4羽ほどの小集団が、畑の傍にある様々な野草にとまっていました。

なかなか近くには来てくれませんが、背の高い野草にとまってくれたので見つけるのは容易です。

畑で農作業中の方の邪魔にならないように、農道から様々な野草を背景に撮影を楽しみました。

 

 

 

 

人気の少ない場所でしたが、ノビタキが留まってくれたので、気が付くと時間があっという間に過ぎていました。

名残惜しかったのですが、陽が落ちたので撤収します。

まだしばらく留まってくれそうなので、改めて散策に行こうと思います。