鯉、故意、来い(カワセミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

近所の自然公園には、小さな池があります。

池には数匹の鯉がおり、子供が小さい頃はよく餌をあげていました。

先日、ハクチョウ用に準備したパンが余っていたので、鯉にあげる事にしました。

池に到着して早々、池にちぎったパンを放り投げます。

鯉たちが我先にと口を開ける中、近くの枝から飛び立つ青い物体がありました。

カワセミです。

 

 

 

 

車にカメラを取りに戻りましたが、幸いにも対岸の木の枝に残っていました。

まだ若い♂のようです。

木々の葉は青いですが、もう1ヶ月もすると紅葉が始めるでしょう。

折角なので、枝の隙間からカワセミの姿を追いました。

 

 

 

 

カワセミは池の水面を覗き込み、飛び込みます。

残念ながら、狩りは失敗の様でした。

池の中の小石に移動し、周囲の様子を伺っています。

 

 

 

 

この池には、鯉の他にも小さな川魚がいるため、それを狙っていたのでしょう。

池の近くを流れる用水路から迷い込んでくるようです。

初夏はオタマジャクシを捕らえているのを見かけた事もあります。

カワセミが餌とする生き物は様々です。

 

幸いにも通行人がいなかったので、じっくりと観察が出来ました。

鯉に餌をあげに行くだけのつもりが、故意ではない出会いに恵まれました。