お祭りです(ヨシゴイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、瓢湖での探鳥が嬉しかったので、再び訪れる事にしました。

1週間振りの再訪です。

 

瓢湖に到着早々、入り口付近に一人のカメラマンさんがレンズを覗いていました。

離れた所から確認すると、1羽のヨシゴイがいました。

邪魔しないように注意して観察していたら、そのヨシゴイが徐々に近付いて来てくれました。

 

 

ヨシゴイが蓮の上を歩行するシーンは初めてです。

ヨシゴイの歩みに合わせて、葉の上の水滴が移動するのが美しかったです。

目の前15m程の場所を、ゆっくりと移動していきました。

観察開始から約10分もの間、堂々とその姿を晒してくれました。

最後は葦原の中に歩いて入って行きましたが、十分に観察が出来ました。

 

先程のカメラマンさんと挨拶を交わし、暫くお話をさせて頂きました。

瓢湖では、ヨシゴイの他にササゴイも探しているのだとか。

ササゴイは地元(柏崎市)でしか出会えた事がないため、瓢湖に居るかいないかはわかりません。

ネット情報ではゴイサギの目撃情報があり、私はどちらかというと、そちらが目的です(未発見)。

各々、目的の鳥に会える事を祈りながら別れました。

その後もヨシゴイに何度も出会えました。

前回とは異なる姿も撮影できたので、その日はヨシゴイ祭りです。

 

飛翔シーンです。

 

採餌シーンです。

 

擬態シーン(?)です。

 

カワセミを待っているカメラマンの方々の傍でも見つけました。

皆さん、枝に止まるカワセミに注目していて、蓮の間に潜むヨシゴイに気付かなかった様子です。

遠くからの撮影ですが、なるほど、蓮の蕾の色に似ている気もします。

 

 

ヨシゴイをたくさん撮影出来ましたが、本当は蓮の花の茎に掴まっている姿を撮りたかったです。

観察して気付きましたが、花の茎は細長く、葉の茎に比べてヨシゴイが掴まる事が少ないです。

一番よく見かけるのは、葉と蕾の茎の両方に掴まっているシーンです。

ヨシゴイの体を安定して支えてくれるだけの茎の太さがあります。

 

また、花の茎に掴まる事が出来ても、花との距離があるため、アップしての撮影が出来ません。

 

なかなか思った通りにはいきませんが、その理由を考察しながら撮影するのも楽しいです。

毎年、瓢湖に行くのが、より一層楽しみになりました。