満足するまで(ヨシゴイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

引き続いて瓢湖での探鳥の話です。

目的のヨシゴイにはかなりの頻度で出会えました。

 

ヨシゴイは日本最小のサギです。

夏に南方から渡ってきますが、葦や蓮の多い水辺を好みます。

蓮の葉の上を歩いたり、首を上に伸ばして擬態を行なうため、別名「葦原の忍者」とも呼ばれます。

 

瓢湖は岸に近い所にも蓮が群生していますが、適度に見通しが良い場所が多いです。

そんな蓮の茎に掴まって餌を待つヨシゴイの姿を何度も見つけました。

条件が良かったのか、昨年に比べると撮りたい放題です。

 

 

餌となる小魚、エビ、ザリガニなどが水深の浅い場所にはたくさん潜んでいます。

観察中、餌を獲るシーンを何度も確認する事が出来ました。

同じ日にカワセミも見つけましたが、こちらは枝の上からほとんど動きません。

ヨシゴイの方がサービス満点です。

 

 

水面に向けて、首を長く伸ばして餌を捕まえます。

蓮の花を前ボケにして、ヨシゴイの狩りのシーンを狙ってみました。

ヨシゴイの狩りは80%以上の確率で成功してましたが、実は上の画像は狩りの失敗のシーンです。

ピントが甘いのですが、ヨシゴイの嘴の右側に難を逃れた小魚が跳ねていました。

 

 

狩りが成功した後が、こちらになります。

満足そうな表情を間近で見る事が出来ました。

こちらも満足するまで写真を撮らせてもらいました。

 

ヨシゴイは狩りが上手な事は間違いないですが、瓢湖に餌が豊富な事も関係していると思います。

豊富な餌、足場の多さ、天敵の少なさetc.の条件に恵まれているからこそ、なのでしょう。

 


~おまけ~

 

面白いヨシゴイの姿その1:ガニ股

 

面白いヨシゴイの姿その2:バランスを崩して慌てる