路上に伏す(ツバメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

梅雨が明けたと思ったら、酷い暑さです。

野鳥散策するにも、熱中症に気を付けなければなりません。

 

涼を求めたわけではないですが、市内を流れる川の下流域に行ってみました。

ここは秋には鮭が遡上する川ですが、夏は静かです。

以前見かけたカワガラスも、この日はもっと涼しい上流に移動してしまったのかもしれません。

 

川にかかる橋を歩いていると、橋の真ん中に群れている一団を見つけました。

ツバメです。

 

 

ツバメは、巣材を探すとき以外は滅多に地上に降りる事がありません。

このツバメたちは巣立ち後間もない幼鳥だと思われます。

嘴の基部は黄色いですが、額と喉元の赤色や背部の光沢のある紺色は、成鳥並みに鮮やかです。

 

 

陽射しで熱くなった車道に、伏せていました。

親鳥からの餌を待っていたのかもしれませんし、日光浴をしていたのかもしれません。

電線に群れる姿をよく見かけますが、車道で群れる姿は初めてでした。

 


~おまけ~

 

川の傍にある野原で、ベニシジミを見つけました。

ヒラヒラと舞い、シロツメクサの蜜を吸っていました。

 

 

日本にはベニシジミに似た種はいないため、判別は容易なのだそうです。

しかし、以前に黒っぽい色合いの翅を持つベニシジミを見かけた事があります。

蝶の図鑑で調べてみると、ベニシジミは発生する時期によって翅の色が異なるようです。

春先や晩秋は上の画像の通りですが、真夏(高温期)は橙色の部分が少なくなり、黒っぽくなるそうです。

他の種でも、発生時期によって春型や夏型などの変化があります。

蝶の世界も興味深いです。