蓮とともに、葦五位とともに(ツバメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

新潟県阿賀野市にある瓢湖は、冬はハクチョウの飛来地として有名です。

初夏にはアヤメが、そして今の時期は蓮の花が咲き乱れます。

 

湖面に広がる蓮の花を見ていると、遠くにある蓮の蕾の上に何かが止まりました。

カワセミかもしれないと期待して望遠レンズを覗き込みました。

 

 

意外にも、ツバメでした。

数羽のツバメが湖上を飛んでいましたが、蓮の上に止まっているのを見たのは初めてです。

・・・と、そういえば「BIRDER」の2021年7月号の表紙が蓮とツバメでした。

改めて同誌を確認してみると、なんと同じ瓢湖で撮影した写真との事です。

有名な野鳥写真家の戸塚学さんの作品です。

 

 

それには遠く及びませんが、蓮を背景に好きなだけ写真を撮りました。

数撃つ中で、気に入った写真も出来上がります。

 

 

どうやら、このツバメ達は巣立ち間もない幼鳥のようです。

蓮の葉に、覚束ない足取りで止まる姿が愛らしかったです。

蓮の花とともに撮る野鳥は、いつも以上に絵になる気がします。

 


~おまけ~

 

ツバメを撮影している最中、2度ほど飛翔するヨシゴイが目の前を横切りました。

カメラの設定が間に合いませんでしたが、先程の数撃ちゃ当たる作戦です。

 

 

お陰で、ヨシゴイの飛翔写真を撮ることが出来ました。

帰宅してから気付きましたが、ツバメも共に写り込んでいます。

左右に余計なものが写り込んでしまったので、縦向きにトリミングしてあります。

 

この日、全部で1800枚程を撮りました。

「下手な鉄砲も何とやら」ですが、その後の確認や整理が大変です。

それでも、この日の事を思い出しながらの楽しい作業です。