居残り組(オオハクチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

市内には、冬にハクチョウやカモ類が飛来する池が複数あります。

その中でも長嶺大池が有名で、多い時は100羽を超えるハクチョウを見る事が出来ます。

 

春になるとハクチョウもカモ類も飛び去りますが、その池では毎年2羽のハクチョウが残ります。

おそらく、羽が傷つき飛べなくなってしまった個体なのだと思います。

今年もオオハクチョウとコハクチョウが1羽ずつ残っていました。

 

オオハクチョウ

 

コハクチョウ

 

嘴の黄色い部分の大きさで見分けます。

ハクチョウたちは、真冬に比べると全体的に褐色味が混じっていました。

夏羽というよりは、汚れによるものかもしれません。

 

冬は周辺の田圃で落ち穂や二番穂を食べ、市民から籾米やパンなどをもらう事もあります。

その日は、お爺さんに連れられた子供がパンをあげていました。

種は異なりますが、いつも寄り添うように2羽で過ごしています。

 

 

その池には、他にもマガモ♂が2羽残っていました。

ハクチョウと同様に飛べなくなってしまったのかは不明です。

 

 

別の池でもオオハクチョウとコハクチョウが1羽ずつ残っていました。

カイツブリの親子を見つけた池では、キンクロハジロ♂を1羽見つけました。

市内には、まだ冬鳥の居残り組がいるのかもしれません。