ソーシャルアニマル1 | 読書ブログ

読書ブログ

読書で幸せをみつけましょう

哲学者のアリストテレスは「人間は本性か
らしてソーシャル・アニマル(社会的動物
)である」と論じた元祖であると言われて
いるそうです。

ところが、これまでのマーケティングは
「人間は経済合理性に基づいて行動する
」ことが基盤となっていたそうです。

しかし、ソーシャルメディアの浸透に
よって人間が本来のソーシャルアニマル
として行動しやすい環境を整えたそうで
す。

京井良彦さん(大手広告会社アカウント
・スーパーバイザー)は著書のなかで次
のように述べられています。

ソーシャルメディアの浸透によって、
政府や企業も生活者と同じく対等の立場
でつながりを持つことになりました。

このつながりは、巨大なプラットフォー
ム上に新たに形成された生態系と考える
とわかりやすいかもしれません。

生活者には同じ生態系でにつながる企業
が発信するメッセージが、広告表現とし
ての表面的な繕いなのか、芯から涌き出
たメッセージなのかが、肌感覚で見分け
がつくようになってきました。

企業の社会貢献活動も表面的なPR活動
のためにやっているに過ぎないのであれ
ば、それはすぐに見透かされてしまい、
逆に信頼を喪失していまいます。

ソーシャルメディアが浸透した社会にお
いては、企業からの単発で表面的なコミ
ュニケーションは、もう通用しなくなっ
てきたということです。

企業と生活者が互いに信頼ある関係を作
りコミュニケーションを深めていくには
、お互いの胎動から湧き出る活動やメッ
セージに共感し合えるかどうかが重要に
なってきているのです。


上記の京井さんの説明はソーシャルメデ
ィアの特性を非常にわかりやすく伝えて
いただいているのだと思います。

起業家/幻冬舎

¥1,620
Amazon.co.jp