それで結局、詐欺は営業に使えるのか?シェイクスピアは、こう語る。 | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 いまだ謎な、あの国産最狂テロ集団の人材採用術 』



ここ数回に渡り「 詐欺と営業 」というテーマで、
私なりの考えを述べて来たわけだが、



これまでの記事の中には─、



見ようによっては「 詐欺 」を礼賛しているかのようにも、
受け取れる部分もあり、



読者の中には嫌悪感を示された方も、
おられたかも知れない。



しかし─、



毒をもって毒を制すと言おうか、



害あるものも、用法しだいでは益となる
~ ( 中略 ) ~
このかよわい花の外皮の中には毒が含まれている
そして、薬効も
匂いをかげば気分爽快になるが、なめると
体中がマヒし心臓が止まる

( シェイクスピア『 ロミオとジュリエット 』より )



世間の財布の紐が堅くなって久しい、
このご時世において尚、後を絶たない詐欺被害。



そして─、



その、呆気にとられる被害額。



なにゆえ被害者たちは、犯罪者の、
くちぐるまに、まんまと乗せられ、



貴重な財産を手渡してしまったのか?



以前の記事で、
私の知人のある営業マンが─、



「 一流の結婚詐欺師は、一流の営業マンでもある 」



と語ったことを述べた。



それはつまり、彼ら詐欺師たちが─、



①対象となる相手を的確に見つける
②相手にとって価値ある魅力的なものを提供する



という仕事を、確実に、
実行しているからに他ならない。



そして─、



これはマーケティング、ひいては、
ビジネスの本文そのものとも言える。



もっとも─、



詐欺師たちが提供するものは、まやかしであるわけだが、



額面通りのものを提供できるのであれば、
何も問題はないわけだ。



であるならば─、



「 営業 」という取り組みを、
「 詐欺 」という側面から眺めてみるのも、



一法ではないかと考えた次第である。



そして─、



彼ら詐欺師たちが、それだけの、
"業績" をあげているというのなら、



我々、ビジネスにいそしむ者たちも、
業績の悪化を不況のせいには出来まい。