規則は微妙に破ってこそ美味 | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 スタイルは破られるためにある!』



スタイルのすべてを破壊してしまうのは、
単なる破壊であり、決して創造的行為ではない。



そして─、



スタイルは、それに影響を受けた側と共有される。



スタイルは、微妙に破られるべきである。



確立されたスタイルから、
ほんの少しだけ離れたところに、



新しい「 何か 」は存在するはずである。



そして─、



スタイルを少しだけ破るためには、
まずは、スタイルを確立しなければならない。



どこからどこまでが確立された、
スタイルなのかを、



まずは、はっきりと認識する必要がある。



僭越ながら私は─、



コード進行から、様々なスタイルの伴奏を、
アレンジするソフトウェアなども開発しているが、

(『 アレンジパッド 』参照 )



このようなソフトウェアを開発すると、



「 このソフトウェアは ○○ の場合にはうまく動かない 」



という反例攻撃にあうことがある。



もちろん─、



すべての場合に当てはまるように形式化することなど、
到底、無理であるということは百も承知である。



このようなソフトウェアを開発することは、まさに、
スタイルを明文化し、境界を定める作業にほかならない。



ソフトウェアを開発すれば、

そのソフトウェアが扱える範囲が、はっきり決まる。



そして─、



この場合、「 新しい音楽 」とは、
そのソフトウェアでは扱えないところにあるということだ。



【 参考文献 】
『 bit 別冊 コンピュータと音楽 』