前回の記事は、こちら─、
『 エドガー・アラン・ポーが、あの代表作でチェスはつまらぬと語った理由 』
ビジネスも、戦 ( いくさ ) も、
「 戦略 」「 戦術 」といった言葉を多用することから、
一見すると、同じようなものなのではないか?
といった印象を、受けてしまいがちだが…、
戦 ( いくさ ) と商い ( あきない ) は、似て非なるものだ、
というのが筆者の率直な意見である。
確かに─、
「 敵を知り己を知れば、百戦百勝殆うからず 」
というのはビジネスにおていも、真理だろう。
しかし─、
ビジネスの世界には、ビジネスの世界における、
先哲たちが大勢いるわけで、
ビジネスを学ぶなら、
彼らから学ぶのが一番、近道だ。
ビジネスを学ぶのに、
わざわざ、孫子の兵法だの、軍師の教えだのといった、
"遠回り" をする必要はない。
少なくとも、これからビジネスを学ぼうとする者が、
いの一番に手に取らなければならない、
必読の書などというものではない。
ビジネスの世界で幾多の失敗と、
多少の成功を得て来た者が、
自身の経験を踏まえて、
そういった戦国武将や、軍師たちの物語を眺めた時に、
彼らと重なる部分や、共感できる部分を、
見いだせる…、
そういうものだ。
( 次回へつづく... )
『 事業家は戦国武将がお好き!?でも、こんな人たちにも目を向けてみては? 』