ニッチはリッチ
この言葉は誰もが、起業を目指すのであれば聞く言葉ではないでしょうか?
ニッチ市場は熱い!
ニッチにいけばビジネスはうまくいく!
と多くの人は信じています・・・が、これは実は嘘です。「えっ?!」と思うかもしれません。
ニッチ市場、ブルーオーシャン戦略、本も出て非常に有名です。だからブルーオーシャン戦略を取り入れようか、あるいは起業のためにニッチ市場を探してるかもしれません。
ニッチ市場で勝負することは間違ってはいません。ニッチ市場は言うなれば、
「マーケット、市場にニーズがあるんだけど、それがまだ満たされていない」
つまり、お客さんが求めてるのに、全然満たされていない・・・
それがニッチ、ブルーオーシャンなのです。
ですので、新しくビジネスをして、そのニーズを満たす。
それは商売人としては間違っていません。
では何が「嘘」なのでしょうか?
それは、ニッチ、ブルーオーシャンの未来についてです。
想像してみてください。
あなたがニッチ市場を見つけ、そこでビジネスを始め、うまくいっている姿を。。。
ニッチで成功すれば、当然有名になります。
有名になれば当然、後を追う人が現れます。
つまりマネが出てくるのです。
そうなってくるとどうなるでしょうか?
今まで自分の会社だけでビジネスをしてた市場が、気づけば2社、3社、4社と増えていき、市場に競合が溢れ返っていくのです。そうなることで必然的に、自分が今まで思わなかったコスト、例えば広告宣伝費、あるいは価格を下げて、、、価格競争・・・、取られるお客・・・
ブルーオーシャンと言われた市場が、すぐにレッドオーシャンになってしまいます。
少し前までは、自分だけの独占市場・・・
どんどん辛くなる経営・・・
大手企業の進出・・・
ニッチ、ブルーオーシャンで行けばうまくいく?
これが「嘘」なのです。
ニッチ、ブルーオーシャンはいずれ市場が大きくなり、既存のマーケットにぶつかります。
そこにはもっと昔からビジネスをしてた人、あるいはもっと大きな会社がいます。
ニッチで成功するためには、もっと先を見越した考えを持つべきではないでしょうか?
ブランド力、資金力、マーケティング力などが必要になってきます。
ブルーオーシャン戦略はおいしい?おいしいけど、案外後味が悪いかもしれません・・・