10月も半ばを過ぎてから朝晩が冷えてくる様になりました。
窓ガラスが曇っているのを見つけて、秋の深まりを感じました。
夜明けも遅くなる一方で、日暮れも早くなり、昼間の時間が少なくなって来ました。
これから年末に向けて、寂しさを感じる一日となりそうです。
(ノω・、)
さて、前回に引き続いて「おいでまい四国運転所」の様子をお伝えします。
JR高松駅から会場までのシャトル列車が運行され、私も会場まで乗りました。
午前10時過ぎの1番列車でしたが、会場に向かう人達が大勢乗っていました。
シャトル列車が会場に着き、私を出迎えてくれたのは、「特急サンライズ瀬戸号」の285系でした。
この日は東海道線の一部区間が土砂崩れで不通となり、高松運転所で待機中と言う状態でした。
私が住む京阪神地区で285系を昼間見るのは難しく、貴重な撮影が出来ました。
しかし、折角の写真もおじさんが一人立っていたのが残念です。
会場を歩くと、ブルトレ色に身を包んだ見慣れない客車が有りました。
工場建屋の中に入る途中、車体番号を見つけました。
「オハフ15 1」
離れて見ると、ブルトレ色なのに、特急型電車の雰囲気です。
隣の車両を見ると、「オハ14 1」です。
そうです。
車両の正体は14系客車です。
14系客車は寝台特急で活躍した寝台車が一般的に知られていますが、団体及び臨時列車用に特急型電車と同じ簡易リクライニング座席シートを並べた座席車も製造されました。
こちらは定期特急列車で使われる事が殆ど無く、ファンの間でも馴染少ない車両です。
しかし、1970年代後半頃から夜行定期急行列車には用いられる様になり、特急型客車でありながら、急行料金で乗れたので、当時としては乗り得列車でした。
私が知っている限りでは関西と九州を結ぶ夜行急行の「阿蘇」、「くにさき」、「雲仙」、「西海」と583系で運行される前の一時期だった「きたぐに」で使われていた記憶があります。
いまでは北海道向けに改造された耐寒耐雪構造の500番台が「急行はまなす号」として現役活躍中です。
JR四国にいる車両は元JR東海所属の車両で、以前は「快速ムーンライト松山」で京都~松山の臨時列車で運行されていました。
今は使用する列車も無くなり、休車状態が続いています。
今回のイベントでは車内が一般開放されました。
車内をお邪魔すると、簡易リクライニングシートがズラリと並んでいます。
車内を見る限り、特急型電車と見間違うレイアウトです。
座席シートは向かい合わせにセットされていましたが、実際は進行方向に向けられて使われます。
また、座席はクロスシートが当たり前だった普通車に初めてリクライニングシートが導入され、肘掛にリクライニングのレバーが有ります。
当時として普通車にリクライニングシートが導入された事は非常に画期的な事でした。
車内のデッキ仕切り壁に取り付けられている製造メーカーと車体番号の「オハ14 1」プレートです。
車両は今は無き新潟鐵工所製で昭和47年(1972年)製造で、製造してから42年経過した年代物です。
同じく「オハフ15 1」です。
こちらは車掌室の付いた車両で、通常は編成の最後尾に連結されています。
車内は座席が並んでいましたが、この車両では鉄道写真パネルが飾って公開されていました。
当時話題のリクライニングシートですが、ストッパーが取り付けられていなかった為に、リクライニングの背もたれから体を起き上がらせると、リクライニングも同時に元に戻ると言う面白い仕掛けでした。
背もたれが戻る時に「バタンコ、バタンコ」と言う音がするので、ファンの間からは「バタンコシート」と呼ばれていました。
今では簡易リクライニングシートを装着した車両を見かける事も少なくなり、製造当時の状態を保っている姿は大変貴重です。
分散型クーラーの室内機です。
今では見られなくなった大きな国鉄型クーラーですが、これも今となっては貴重なものです。
座席に設置されていた灰皿です。
最近は車内の禁煙化が進んだ為に灰皿を設置車両も少なくなりました。
しかも、この灰皿は「JNR」マークが入っています。
洗面所です。
当時の特急型車両の標準的設備ですが、今となってはこれも貴重です。
折り戸式の乗降扉です。
座席定員を確保する為に出入口を狭くしていました。
これも今となっては貴重です。
トイレ使用中を客室に知らせる為に設置されたランプです。
トイレ使用中の時はランプが点灯しました。
当時はトイレと言う表現を便所と言っていました。
今では「便所」と言う言葉が死語となっています。
後部車掌室付近です。
扉を開けました。
後部にDE10ディーゼル機関車が見えます。
アップにしました。
レンズを引くと隣の285系と並ぶ姿が見えます。
普段見る事の出来ない光景です。
反対側から撮った14系客車の姿です。
車体側面にペンキ書きされた形式や重さが書かれています。
また、最終検査日が平成10年7月となっているので、この車両は元JR東海が所有していた車両だったという事が明らかです。
入れ換え用のDE10と14系客車が並ぶ姿は正に国鉄風景です。
DE10も大半がJR貨物が保有し、貨物ヤードで活躍していますが、一部は旅客会社が保有しています。
別棟の建屋入口では綺麗な姿で保管されているオハフ14が留置されていました。
ここは一般公開されていませんでしたが、入口シャッターが一部開いていたので、隙間から工場内部の様子を撮影しました。
貴重な14系座席車ですが、一般公開された車両も雨ざらし状態なので、早く修復修理を行って綺麗な姿で復帰して貰いたいものです。
次回は他に公開された車両の様子を発表します。
それではバイバイ。
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