久しぶりに南海電車も今回が最終回です。
平成も終わろうとしている中で、南海電車は昭和が色濃く古臭い電車が多数残っています。
そんな中で私が最も好きなのは片引戸の高野線用6000系です。
6000系は一足先に引退した本線用7000系と同時期の1962年に製造され、腐食に強いステンレス車体が採用されました。
本線用の7000系は海沿いを走る為に塩害の腐食が問題となり、3年前に廃車されてしまいましたが、ステンレス車体の6000系は山沿いを走る高野線で運用されたので、腐食の懸念もなく廃車も出ないまま今も現役で走り続けています。
一つの形式が半世紀以上経った今でも全車両揃っているのは非常に珍しい事だそうで、錆びに強いステンレスの性能を思いっきり発揮している証と言えます。
片引戸と側面の2段窓がバランスよく、南海電車の中で一番気に入っています。
しかし6000系にも忍び寄る老朽化に逆らうことは出来ず、置き換えが決まりました。
車体より電気機器の老朽化が著しい様で、来年度にも新型車両に置き換えられるそうです。
伝統的な南海スタイルを保った6000系ですが、見られるのも今のうちです。
末永い活躍を祈っています。
今日はこれまで。
それではバイバイ。
(^O^)/