「おおさか市営交通フェスティバル」も今回で最終回となりました。
今回は緑木検車場構内に併設されている市電保存館です。
かつては大阪市内を縦横無尽に路面電車が走っていました。
日本の高度成長時代に自動車社会を迎え、自動車の通行の妨げになると理由で廃止され、バスに転換しました。
市電保存館は路面電車の姿を後世に残す為に車両が非公開ながら保存されています。
保存館には開業時の車両から廃止時の車両まで保存されています。
復元車ですが、開業時に活躍した11形30号車です。
明治の京都市N電と似たスタイルです。
日本初の2階建て電車1形5号車も保存されています。
残念ながら復元車ですが、当時としては画期的だったと思います。
30号車と並ぶ5号車
同じく明治生まれの501形528号車です。
路面に水を撒く散水車も保存されています。
水を貯める大きなタンクが目立ちます。
明治時代の路面電車に多い障害物避けのカウキャッチャーも付いています。
昭和4年に製造された1644号車です。
運転台はコントローラーと圧力計のみで、速度計は付いていません。
車内は同時期に製造された阪堺電車のモ161形と類似しています。
車内は廃車された当時の広告もそのまま残されています。
最後は昭和31年に製造され路面電車が廃止された昭和44年まで活躍した3001形3050号車です。
活躍期間は僅か13年でしたが、大切に保管されています。
スタイルは阪堺電車に似ています。
車内は簡素な作りです。
運転台も至ってシンプルです。
当時の路線図ですが、今とは大きく違って路線が少ないです。
今日はこれまで。
それではバイバイ。
(^O^)/