前回に続いて京都鉄道博物館の歴史的収蔵品の数々です。
今回は列車に取り付けられていたヘッドマークやテールマークです。
昔から特急・急行列車にヘッドマークやテールマークが取り付けられていました。
旧交通科学博物館より多くのマークが保存され展示されて来ましたが、京都鉄道博物館が引き継いでマークを展示して公開しています。
特急型車両には必ず取り付けられていた特急マークです。
485系に取り付けられていた「つばめ号」のヘッドマーク。
ヘッドマークと言うよりも列車愛称表示板です。
20系ブルトレに取り付けられていた「あさかぜ号」
キハ82ディーゼル特急に取り付けられていた「北斗号」
昭和20~30年代に使われたマーク類です。
「つばめ号」のヘッドマーク最高です。
1等展望車に取り付けられていたテールマークです。
東海道本線を走った客車特急の最後尾に取り付けられていました。
終戦直後は1等車が連合国軍に接収され、連合国軍専用列車の最後尾に取り付けられました。
終戦後初の特急列車復活は「へいわ号」でした。
同じく昭和20年代頃です。
「つばめ号」
「富士号」は山形マークでした。
鉄道各時代に分けて展示コーナーが設置されています。
こちらは国有化される前の民営鉄道だった時代に駅の屋根瓦に使われていました。
鉄道各社瓦に社紋を入れていました。
関西鉄道(現 関西本線)のトンネル入り口に設置されていたプレートです。
すり減っているので、よく分かりませんが、何らかの文字が描かれている様です。
周辺には当時の資料も展示されています。
こちらは関西地区の新快速に取り付けられていたマークです。
上が京阪神地区の新快速として153系に取り付けられていたものです。
下は阪和線の113系に取り付けられていたものです。
こちらは行先サボです。
旧型電車や旧型客車に取り付けられていました。
155系修学旅行電車「きぼう号」のヘッドマークです。
当時は修学旅行専用電車が運行され、「ひので号」と共に特別のヘッドマークが取り付けられていました。
コンテナ貨物列車「たから号」のテールマークです。
「西」と付いているので、九州方面を結ぶコンテナ列車に使われたと思われます。
続いては座席シートや照明器具等の備品類です。
20系客車のB寝台設備が展示されています。
当時は走るホテルと言われ、冷暖房完備の豪華設備でした。
151系パーラーカーの椅子です。
今のグランクラスに匹敵する豪華シートで、東京~大阪 間を結ぶ特急電車に使われました。
こちらは700系7000番台サルーンシートです。
普通車ながら一般型普通車と比べてグレードがアップしています。
次は照明器具です。
京都鉄道博物館では戦前の車両に使われた照明器具が展示されています。
こちらは南海電鉄で使われた照明器具です。
なかなか凝ったデザインです。
旧野上電気鉄道の照明器具です。
当時は電球をカバーが全部覆う形が一般的となっています。
24系25型A個室寝台の洗面台です。
ブルトレで初めて客車全室個室の車両が登場した時の洗面台です。
こちらは特急型車両や新幹線に取り付けられていた給水器です。
国鉄の無料サービスとして設置され、冷えた水を飲むことが出来ました。
最後は80系電車の電熱器です。
こういうものが有ったなんて知りませんでした。
京都鉄道博物館の歴史的収蔵品はこれまでです。
今日はこれまで。
それではバイバイ。
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