木々の葉が赤く染まって、紅葉の季節真っ盛りです。
もう冬もそこまで来ていますね。
一昨日に阪神電鉄武庫川線に行って来ました。
阪神武庫川駅~武庫川団地前間を結ぶ1.7㎞の短い路線で、鉄道ファンの間でも余り話題とならない地味な路線ですが、地元の足として重要な役割を果たしています。
阪神武庫川線は阪神本線から離れた場所に駅ホームが設置され、本線からも見え難い場所に位置している関係で、見過ごされ易いです。
私は子供の頃から武庫川線の存在を知っていましたが、今回は武庫川線で使われている赤銅車に注目して、行って来ました。
使用されている車両は元急行車の7861形です。
昭和時代は阪神本線の特急・急行・準急として梅田~須磨浦公園間や阪神なんば線(旧西大阪線)のN特急として三宮~西九条を走る華々しい時代が有りました。
しかし、後輩の8000系や1000系の登場で活躍の場を狭められ、最近は武庫川線専用の普通列車としてのんびりと走っています。
車両前面にサボ受けが有りますが、昔は特急のヘッドマークを取り付け、行先サボを取り付けて走っていました。
昭和45年武庫川車両製の7864号車。
もうかれこれ、43年の老兵です。
駅ホームの後にはラッシュ時に使用する為に1編成を留置しています。
隣の東鳴尾駅まで乗ってみました。
駅は無人駅です。
路線は武庫川の河川堤防に沿って走り、周辺は静かな住宅地となっています。
撮影した日は休日でしたので、近所の親子が踏切を横切って、武庫川に行く人も多いです。
堤防には松が数多く植えられているので、松林の横を走る印象です。
再び武庫川駅に戻って来ました。
電車は到着すると、折り返しで武庫川団地前駅行きになります。
阪神電鉄武庫川駅は武庫川に架かる橋の上に駅ホームが有り、武庫川線から本線に乗り換える通路も橋となっています。
写真は武庫川の様子です。
ラッシュ時に使う予備編成の7861形です。
台車は今時珍しくなったコイルバネです。
台車の形状に時代を感じさせます。
赤銅車の真上から撮りました。
今や阪神本線で片引き戸の車両が走る事は有りません。
松の葉が色付く中に電車も風流です。
短い時間での撮影でしたが、当日の様子は動画でも撮影していますので、ご覧下さい。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=vDJoPU6CE68&feature=share&list=UU8-b3p5R6O2jgz_J9s_pDNw
さて、この車両も40年以上経過しているので、老い先は短いと思います。
撮影するならお早めに。
それではバイバイ。
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