神無月アリン。「書庫」は憤怒です。松永涼は両親や母校にそんな感情を抱いていそうだったので、アリンをサムネイル画像にしてみました。
過去記事
イオリス「天竜イオリスの自己紹介を100問100答で企画。二人目の質問者はまっちゃんだな、頼むぞ」
松永涼「OK。じゃあ、中学編を行くぜ。確か中学2年生から編入したんだよな」
イオリス「そうだ、君は中学生の分を頼む」
Q.17 わかった。さっそくだけど、イオ先生にとって、中学校時代はどうだった?
A.17 一言で言えば、最悪だった。エミリアのことを除けば人生最悪の日々だったな。
Q.18 途中から来た人間だから、仲間外れにされていたのかな?
A.18 仲間外れにされるのは想定外だったし、色々日本で勉強しなければならないこともあったから、そちらは気にならなかった。最悪だったのが、ある校則だよ。
Q.19 最悪な校則か…。どんな校則だ?
A.19 男子だけ長髪が禁止されている、男女差別の校則だ。おかげで、中学校ではこの美しい黒髪を切ってショートヘアにしなければならなくなった。改革しようとしたが、煩雑なために頓挫することになった。
Q.20 確かに男女差別だな。言いたい愚痴があったらぶちまけてくれ。…これ、質問と言っていいかはわからんが
A.20 ありがとう。じゃあ、行きます。
なんで努力で埋まらないことで髪の長さが決まるんだ。最近はLGBTとやらに配慮して男子にも長髪をとか言う声もあるが、長髪でも男らしい人間はいた。LGBTに絡められるのは不快だ。
そのせいか、実は高校の途中までは、かなりの女嫌いだった。
どうせなら、伸ばせる髪の長さも、何らかの能力で決めれば良いのに。…次に進めるか?
Q.21 わかった。じゃあ、伸ばせる髪の長さをどう決めていたら文句は無いんだ?
A.21 2つあるな。
1つは容姿コンテスト。ブス認定されたら男女ともスポーツ刈りより長くできないことにする。…ただ、これだと嫌われていたらブス認定されるからイジメに利用されかねんな。
Q.22 もう1つはどんなのがあるんだ?
A.22 学校の成績全般で決めるのが良いと思う。全体の成績がが良ければ男女ともロングヘアが可能になり、最下位クラスだと男女ともに丸坊主にしなければいけないと言う仕組みだ。これなら公平だ。
Q.23 成績次第では女でも丸坊主は正直キツイと思うな…?なら、男女とも規定を同じにするべきだと思うが、イオ先生はどう思う?
A.23 私としては、髪型のようなものは個人の能力で制限が変わる方が良いと思う。そもそも中学校までは平均的に見て、頭脳的には女子の方が上と言う研究報告が出ているのだから、全体で下位になるような女子に同情してはいけない。
そうすれば、髪型に拘る人間はみんな勉強に励むだろ。
Q.24 何かスパルタな教育者だな。それと、こんなインタビューの内容で大丈夫か?
A.24 大丈夫だ、問題ない。(キリッ)
…はさておいて、そもそもこの企画は私を知ってもらうためのものであって、私を美化するための企画じゃない。悪い面も知ってもらわなくては意味はないのだ。
私の美化だけをするならμ'sのソルゲ組(絢瀬絵里、園田海未、西木野真姫)にインタビューした方が良い解答を得られるだろう。
Q.25 わかった…。髪に関してまだ言いたいことがあるなら、言ってくれ。
A.25 そもそも丸坊主は最下位クラスの成績しかあげられない人間限定だ。それに、中学校までは女子の方が頭脳的に優れている傾向があるのだから、よほど怠けない限りは丸坊主は避けられるだろ。
努力で最低限の成果は出せる成績で髪型の制限を変えるのが問題なら、努力しようがない男女で髪型の制限を変える方がより大きな問題だ。完全に男女差別だろ。
それなら、髪型の制限の格差は認めるべきではない。
Q.26 他に学校に対する不満があったらどうぞ。
A.26 何と言っても修学旅行だな。あんなものは不要。金と時間をかけて思い出作りだなんて、愚の骨頂だ。クラスメートとの人間関係がうまく行っていない生徒には酷だし、家庭の経済格差を隠すために制服を導入している意味さえ無くす。
Q.27 アタシもクラスメートとは上手く行かなかったからわかるな。先生も大変だったろ?
A.27 私は修学旅行に行かなかったからな。旅費はポケットマネーから支払ったけど。
Q.28 え?ポケットマネーで払ったの?
A.28 先生に迷惑をかけずに、養父母に文句を言わせないためにな。費用だけ払って当日は行かないことにするようにしてもらった。何度も話し合ってな。先生も最後は仕方なく折れてくれた
Q.29 だからって、わざわざ旅費を出すなんて。ま、先生が悪いんじゃないけど。…他に、修学旅行に関して言いたいことがあったらどうぞ。
A.29 そうだな。修学旅行を休むことは先生に認めてもらった後にかけられた言葉の一つが印象的だった。それは、お前が行かないのは構わないと前置きされた上で
『修学旅行に行きたくても金が払えなくて行けなかった人達もいる。彼らの気持ちも考えるようになってくれ』
と言われたことだ
Q.30 何か負け惜しみだな。イオ先生は、どうしてその言葉が印象に残ったんだ?
A.30 今まで考えたことがなかったからだな。私は結局、修学旅行に行かなかった組として学校に居残ったわけだが、そのうちの1人が「ウチが貧乏だと修学旅行にもいけない…」と愚痴っていたのを聞いて、さっきの言葉が頭に浮かんだ。それで、私もその時は修学旅行の旅費は払っていないと話を合わせることにした。
ソイツは高校進学も諦めようとしていたので全力で説得して、行かせることに成功した。
Q.31 金がなくて行けなかった人からすれば、金だけ払って行かなかった奴は不愉快だろうからな。
高校進学はどうやって説得したんだ?
A.31 そんなの↓のように説明しただけさ。
・中卒だとバイトみたいな仕事しかないこと
・定時制高校なら働きながら通うことができ、全日制高校より余計なものに金がかからない
・都立高校なら学費無償
Q.32 イオ先生も結構やるなあ…。そう言えば、イオ先生は中学校時代に得意な教科はなんだった?
A.32 得意な順番で行くと、↓のようになる。一番得意なのは数学で、一番苦手なのは技術家庭だった。数学なら割とすぐに学年で10本の指に入れるようになった。
数学>理科>体育>>英語>音楽>美術>国語>社会>>>技術家庭
Q.33 なんでそんなに数学が得意なんだ?
A.33 私は元々マリージョアでも数学や理科のような科目はあったし、優秀な成績も修めてきた。だから、ちょっとした言葉の違いを理解すれば、後は早く理解できた。マリージョアでの『血統因子』が、コッチの世界の『遺伝子』と置き換えられるように。言葉の違いがほとんどない数学が一番楽で、その次が理科だった。
五教科に関して言えば、世界が違ければ内容に大きな変化がある科目が苦手だった。だから、A.32で示した順番になる。
Q.33 実技系については体育が良いみたいだけど何で?
A.33 マリージョア時代の秘術が功を奏したな。身体的に鍛えたおかげで体育全般は結構得意だ。
反対に苦手な技術家庭はやったことが無かったから、ついていくのも大変だった。
音楽と美術は得意分野は得意だが苦手分野はサッパリだった。音楽は歌唱と楽譜は良いがリコーダーは嫌いだったし、美術は絵画は得意だが彫刻はダメだった。
Q.34 イオ先生って女嫌いだって言っていたけど、顔は良いし、体育だって凄く得意なんだから、女子からはモテたろ?
A.34 どちらかと言うと、ギャル層からはもてていたな。主に下級生から。同学年の女子とは、ほとんど没交渉状態だったよ。真面目系は私を毛嫌いしていたし。
Q.35 男子とはどうだった?
A.35 同学年とは、一部の陰キャとはそこそこ仲良かったかな。後は、修学旅行行かなかった組でしか付き合いはなかった。総じて同学年とは付き合いもない。だから、成人式なんかも行く気はなかったし、中学の同窓会もガン無視することにした。
どうもありがとうございました。アタシからの質問は以上です、お疲れ様でした。
お疲れ様でした
イオリス「やっと終わったな」
涼「中学編でかなりの質問数になっちゃったな」
イオリス「それにしても、まっちゃん。私の中学時代編はどうだった。ロックだったろ?」
涼「確かにロックだよ。体制に対する反乱、政治・社会的問題、哲学とか入ってるし」
イオリス「長髪や修学旅行の話で、ここまで記事が長くなるとはな」
涼「やっぱり、イオ先生はすごいよ。ここまで大胆に自分を貫けるなんて」
イオリス「まあ、一番は内申点を気にしなかったことかな。高校は定時制とかなら割と簡単に入れるし、私立なら学力がそれなりにあればいい」
涼「イオ先生が内申点を気にしない姿勢に、結構な生徒達が嫉妬したんじゃないか?」
イオリス「なるほどな」
涼「イオ先生はマリージョアでもこんな感じだったのか?」
イオリス「いや、むしろ天竜人としては人の顔色をうかがうタイプだった。…だから妹のエミリアを守り切れずに死なせてしまった…」
涼「いや、あれを先生のせいだと言うのは酷だよ」
イオリス「私のせいだよ。あの時、フィッシャー・タイガーを救出するフリをして射殺していれば、あの襲撃も無く、エミリアも自分の夢を達成し、私や兄のアトラスも安泰だった。たとえ、そのことでエミリアから疎まれても、あの襲撃さえ無ければ…」
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涼「愛する者のために嫌われる覚悟か…。確かに必要な時もあるな」
FadeOut
次回以降