数日前からバス会社「ALSA」からメールが届いていました。

 

 

 

マドリードからポルトへの移動の為にALSAバスを予約していたので

リマインドのメールかな、と思いスルー。

 

 

しかし同じメールがまた届いていたので、念の為Google翻訳で訳してみると

なんてことでしょう!

予約していたバスの出発時間が早まる、との内容でした (;゚Д゚)ナヌ!?

 

 

 

 

あっぶねーーー (; ・`д・´)

ちゃんとメール読んで良かったよ。 ←もっと早く読め。

 

 

 

 

 

ALSAのアプリで予約データを確認すると、昼の11:15分発から10:00発へ変更の為

チケットを持ってバスターミナルの窓口へと書いてありました。

 

 

イレギュラー対応が大苦手な私は嫌な予感を感じつつ、早めにマドリードのバスターミナル

「MADRID ESTACION SUR」へ向かう為に宿を出発しました。

 

 

 

 

しかしこうゆう時に限って、地下鉄を逆方面に乗ってしまうという大失態 (( ;゚д゚)))アワワ

急いで折り返し、ドキドキしながらバスターミナルに直結してる駅へ到着。

 

 

 

 

 

 

表示に沿って進めばすぐバスターミナルがありました。


 

想像以上に広い!!

 

 

 

 

( ´ー`)フゥー...まだ出発まで30分あります。

まず電光掲示板でポルト行きの乗り場を確認。。。。。。。。無いぞ

 

 

 

嫌な予感がどんどん膨らみます。

とりあえずALSAの窓口へ行き、予約の紙を見せました。

 

 

すると、窓口のめっちゃ感じの悪い女がろくに紙も確認せずに

奥の方を指して「9へ行け」と言い放ちました。

 

 

 

は?

 

 

 

訳もわからず指さした方へ行ってみると

小さいなオフィスがズラッと並ぶ真っすぐな道と、バス乗り場へ続く下に降りるスロープが

ありました。

 

 

9番乗り場へ行けって事かな。。?下へ降りて9番へ行ってみます。

 

 

 

しかし乗り場の表示の行き先がポルトじゃない。。 ( ˘•ω•˘ )

もしかしたらこの次にポルト行きが来るのかな?

 

まったく自信のない予想を頼りに数分待ってみましたが、絶対ちがうやろ!と思い直し

そばにいる人にここポルト行き?と聞いても怪訝な表情で見られるだけ。

 

 

 

 

泣きそう。

 

 

 

もう一度上にあがり、電光掲示板を確認するもやっぱり10時発のポルト行きが無い。

着々と出発時間は近づいてきてるのに。。。

 

 

 

は!もしかして窓口の上に番号ふってあったやつの9番って事?

 

 

 

9番の窓口を探してみると全然知らないバス会社の窓口でした。

 

絶対違うじゃんーーー ( TДT)

 

 

 

 

しょうがないので再度ALSAの窓口で聞く事に。

しかし窓口には行列が!!残り時間は10分しかありません。

 

 

少し並びましたが、このままでは確実に間に合わないと思い

「ソーリー!!」と並んでるお客さんに謝罪し、さっきの窓口の女性に

予約の紙を見せ、どこに行けばいいのかわからない!!と訴えました。

 

 

すると海外ドラマや映画でよくみるやつ。

持ってたペンを投げて目をぐるりと肩をすくめ、全身で呆れた感情を表現し

他のお客さんに「さっきも説明したのに全然この子わからないのよー」ってバカにしてました。

 

これが日本だったらソッコークレーム行きです。

すっごいムカついたけど、それよりも私はバスに乗り遅れる事の方が一大事でした。

 

 

 

受付の女は「9に行け」しかいいません。

わからないよって言うと横にいたお客さんが貸してごらんって

私の予約の紙を取って簡単なMAPを書いてくれたのです。

 

本当に涙が出そうなくらい嬉しかったし、涙が出そうなくらい受付の女が嫌いでした。

 

 

サンキュー、サンキューとお礼を言って

教えてくれた場所へ猛ダッシュ ε=ε=┌(|||´Д`)ノ

 

 

 

場所はさっきの小さいオフィスが並んでる箇所で、ずっと奥の方に「ALSAオフィス」が

あったのです。よくよく見るとそれぞれのオフィスに番号がふってありました!

 

んなわからんよ (#`Д´)

 

 

 

しかし扉は閉まっており電気も消えてました。

この時点で出発5分前。絶望、、、ポルトもう行けないんだな私。

 

 

 

 

一応オフィスを覗いてみると、薄暗い中に動く人影が!!

必死で扉をドンドンドン  o(・д・*)アケテー

 

 

 

若い青年のスタッフが開けてくれて、すぐさま予約の紙を見せ

「もう時間がないのーーーーー (>д<)」と半泣きで訴えると

彼は冷静に「そこから下におりて29番に行けばいいよ」と教えてくれました。

 

テンパってる私は疑心暗鬼になっており

「本当!?29番で本当に合ってる?トゥエンティナイン??」

 

 

うなずく彼を見るやいなや、お礼を言って飛び出しました。

 

 

 

オフィスのすぐそばに下に降りるスロープがあったので

そこから超超ダッシュで29番乗り場へ向かいます。

 

 

 

 

あ、あったぁ ヽ(。´Д`。)ノ

 

 

「OPORTO」の表示を見て、心の底から安堵しました。

どれだけこの文字を探したことか。

 

 

 

しかし冷静に見てみると、時間が11:15分。

変更前の時間です。

この時全てを悟りました。何で電光掲示板に載ってなかったのか。

 

出発時間は変更になったけど表示はそのまま、だからきっと掲示板も

11:15分のところにポルト行き29番と載っているのでしょう、きっと。

 

 

 

( ˘•ω•˘ ) まじか。ちゃんと直してよ表示。

 

 

 

 

しかし怒りがおさまらないのは、あのALSAの窓口のオンナ!!

オフィスなんか案内しないで最初っから29番乗り場を教えてくれれば良かったじゃーん!

 

 

「アタシチケット売るだけだから変更の事とか知らないし、メンドクサイ事はオフィスでやって」

ってノリかい?←私のただの偏見です。

 

 

 

色々思うところはあるけど、とにかく間に合って良かった~ ヽ(☆´∀`☆)ノ

 

 

 

運転手さんに荷物を預け、バスに乗り込みます。ちょうど10時。

何度も言わせてください、間に合って良かった~ ヽ(☆´∀`☆)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

。。。しかし実際出発したのは、それから30分以上後という。。。。はは。。は。

 

 

 

 

 

ドタバタ劇で精神的にめちゃくちゃ疲れたけど

バスが出発してしまえば、初のポルトガルへのウキウキ感が勝ります。

 

 

到着予定は18時頃。

ポルトガルは治安は悪くないとの情報なので余計楽しみ (´艸`*)

 

 

昼の移動は景色が楽しめるね!こうゆう荒涼とした雰囲気大好き☆

 

 

 

 

途中のパーキングエリアでお昼休憩。

 

 

 

カフェエリアに入ってみるとにゴッツいおじさん達がカウンターを囲んで

サンドイッチを注文して食べてます。

 

 

一瞬その雰囲気にひるみましたが、せっかくだから私も食べたい!!と

カウンターに行って他の人のサンドイッチを指差し「セイム、プリーズ」。

 

 

大きい生ハムサンドです!

パンがパサパサしてるのはご愛敬って事で (´ー`)

 

 

 

トイレが素敵!まだここはスペインだけどポルトガルっぽい雰囲気です。

 

 

 

 

休憩を終え、バスは引き続きポルトに向かって走ります。

 

ついに国境超え!いつも国境超えは寝てるからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルトの中心地まであと少し。

ドゥエロ川の有名なドン・ルイス1世橋も見えてきましたよ!

 

 

 

ポルトの到着地は「CASA DA MUSICA」という場所です。

そこからメトロに乗って宿に向かう予定でした。

 

実際は終点より前にいくつかバスの停留所があって、他の乗客がどんどん降りて行きます。

 

 

ふと、ある停留所に止まった際にGoogle mapで現在地を確認してみると

宿から近い事に気づきます Σ(・ω・ )!オォ

 

慌てて荷物をまとめて降車する事に。何だか得した気分。

 

 

 

 

治安は悪くないとの事でも、やはり初めて降り立つ土地の雰囲気に

多少の緊張感を持ちつつ、宿まで15分ほどかけて到着。

 

 

 

受付の好青年がMAPと共に、観光スポットとおススメのご飯屋さんも

教えてくれてとても親切でした (*‘∀‘)

 

 

 

ここの宿はこの旅で泊まったドミトリーの中でも、トップクラスに居心地が良かった宿です。

 

 

共有スペースはそれほど広くないけど、キッチンのコーヒーはfreeでした。

 

 

そしてなんと言っても部屋が清潔で広い!!

 

 

スタッフも他の宿泊客もニコニコしていて穏やかな雰囲気の宿でした。

 

 

 

 

まだ外は明るいけど、今日は出掛ける気力も起きないので

お庭でお昼に食べた生ハムサンドの残りとコーヒーで夕飯を済ませます。

 

 

 

 

シャワーを浴びた後、癒しを求めて久々に顔にシートパックをしてると

同部屋の真面目そうな男の子が私の顔を見てビックリ Σ(・ω・ノ)ノ!

 

 

あはは!サプラーイズ (∩´∀`)∩ なんてお道化てみたりしたけど

そう言えば欧米であんまりシートパックって無いのかなぁ?

 

 

その子がそれって何してるの?って聞いてきたし

他のベッドにいたミドルメンズも笑って「ゴースト」って言ってた。

 

 

もっとこっそりやるべきだったかな。。?

 

 

 

 

 

 

さぁ、スキンケアも終わったので明日のポルトガル観光へ向けてぐっすり寝るとするか。

 

 

目を閉じると今朝のALSA騒動がよみがえり、無事にここへ移動出来た事への

安堵感が湧き上がります。

 

もしあれで乗り遅れてたら、どうしてたんだろ。。。

他の手段を使って移動出来てたのかな?

 

 

 

この旅いちばんのピンチを無事乗り越えた事に感謝し、眠りにつきました。