文化や技術力を誇ったという百済。貴族が権力を持ち、その王の基盤が弱かった時代。
数奇な運命を背負って生まれたチャン(チョ・ヒョンジェ)は、宮廷の踊り子だった母と暮らしていたが、ある時、宮廷の太学舎でモンナス博士(イ・チャンフン)に教えを請うように言われる。
宮廷内の争いの結果、太学舎の者たちは身分を隠し、新羅で生き延びることになる。
母を亡くした後、太学舎の人々と暮らすチャンは、新羅の宮殿でソンファ(イ・ボヨン)と出会う。幼い二人の運命出会い。
ハヌル峠での太学舎の暮らし。しかし、その技術力を手に入れたい新羅によって彼らは追いつめられる。
チャンとソンファ。似たもの通しの二人。
人が越えられない境界線を、いとも簡単に飛び越える。国や身分を越えた想いを守りぬく。
百済に戻らざるを得ず、そして自らの出生を知ることになるチャン。
チャンへの想いを貫くため、すべてを投げ出すソンファ。
でも、その百済では権力への執着が宮殿を支配していた。悪事で王座にのし上がったプヨソン(キム・ヨンホ)。
そして、ハヌル峠の仲間であるはずのサテッキル(リュ・ジン)の裏切り。
ソンファを愛し、成功するはずだった自分の運命を奪ったチャンへの復讐心にとりつかれたサテッキルは、哀れな生涯を送る。誰も信じられず、手段を選べず、誰も許すことができない。周りはそんなキルを何とか助けたいと思っているのに。その心を受け入れられない。
王の持つ力。それは国を良くもし悪くもする。民を幸せにも不幸にもする。
王になりたかった人と民の幸せを願った人。
その時代に生きる人にとっては切実な問題。
チャンとソンファの生き方は、清々しい。
チャンを支えたたくさんの人々の誠意が温かくなる。














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