霧降高原と聞くと、森村誠一の「人間の証明」で山頂から麦わら帽子が落ちていく映画のシーンが思い出されますが、長年にわたって私が勘違いしていて、あの映画の舞台は霧積温泉でした。
日光では昨年創業150年を迎えた「金谷ホテル」を予約してました。一休.comでセールしていたので、通常よりは安かったはずです。小山薫堂プロデュースでリフォームされたオレンジスイートルームにしました。
チェックインすると、17時から館内ツアーがあるというので参加しました。歴代の天皇陛下や著名人が宿泊されてることは有名ですが、日光東照宮同様、歴史的価値あるものをたくさん見せて下さいました。
現在はメインダイニングになっている2階は、創業当時は1階入口で、地面を掘り下げてロビー階を作ったという話には驚きました。1階の天井が低いのはこれ以上掘削することが出来なかったからだそうです。
ディナーは金谷の伝統的なフランス料理です。地元の食材を使ったお料理はどれも美味しくて満足しました。
朝食はビュッフェ式でなく、ふわふわのオムレツを頂きました。金谷はベーカリーも有名で、百貨店や駅ビルの催事にも出店するので、よく買いますが、焼きたてのパンは格別でした。
歴史のあるホテルはメンテナンスされていて、快適に過ごせましたが、老朽化しているところも見受けられます。レストランの椅子を一新して頂けたらな〜と思いました。長年の使用で座面が前に傾斜しているのが残念でなりません。