Human kill human
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9/16

デジタルというものは便利だ。写真家だからってフィルムをわざわざ使わなくてもええだろ。そりゃ67で深いトーンのモノクロで迫るとかいう格別に理由があるなら話は別だけど現在になってまだあーだこーだ言っているのはおおよそ写真をしらぬ人間かと思う。デジタルになれば必然的にパソコンの前にいることが多くなる。暗室と比べて便利なことは多いが、モニターで鑑賞できるためにプリントする機会が減ったように思う。これは如何なことかと思う。どうなんでしょうね。プリントすべきかはたまたデータで鑑賞できるならそれでいいのか。


今日昼前に掃除をはじめる。たまにやらないとUSBや電源コードなどにほこりが溜まって危険だ。それにどこかに行ってしまったワイコンがでてくるかもしれない。一時間すぎてやるんじゃなかったと。自分の性格上意味もなく徹底してやる性根なのでもう部屋はカオスである。かたずけられないなんとかって番組にすぐ出れそうだ。何年も放置してある化石のG3に電源をいれて中身を見てみた。ちょっと若い自分と対面。ずっとトシとらずにHDの中に眠っておったのね。まるで浦島太郎ときたものか。5年前のデジカメの画質をみたりフォトショの6.0をいじってみたりした。12chでは人身売買の映画がやっている。映画だけどリアリティーのあるタッチで掃除しながら見る。娼婦っていうのは人類史上最初の商売ですからそれがいまだにこういう形で残っているのは不思議ではないけどこれが現実なら残忍だな。売れる時期なんて長くないだろう。その後の心の問題だってある。


リコーR8をもって家を出る。ちょっと文字モードにしてスナップしてみるとなかなか面白い。街がスキャンされたように写る。格段特別なことではないけど気分転換にいい。コンデジだけど一台ぶらりともっていても作品に使えるレベルっていうのがうれしい。まあ所々大目に見てね。


個展とかじゃなださないけどどうやら自分は空が好きらしい。空だけというより、空を大きくいれたような写真。メインは街なんだけどつけあわせが多すぎるようなそんな感じ。だからHABUさんの空よりも奈良原サン的な空がいい。

山谷敬老会



今年も山谷地区敬老会が旧田中小学校において開催された。労働センターに取材の申し込みをしたのは半月程前だったか。顔出しのある写真は撮らない事というのが条件だった。そりゃまあそういう地域だから当たり前の話だし、言われなくても写真をweb上にさらすなんてことはしないけどジャーナリストがそんな言葉をうのみにするはずはない。悪いけど望遠レンズと広角のノーファインダーで結構な数を撮った。しかしこの違反行為は必ずや後々意味有るものになると確信している。そう、だから確信犯なわけだ。蛇足だがこの旧田中小学校はドラマ女王の教室の舞台になった場所でドラマ好きな自分はちょっとあちこち見学してしまった。敬老会の概要などは労働センターの方のブログを参考にして欲しい、地域に配布されたポスターものっている。取材のお礼に敬老会の写真データを提供することにしてあるのでこちらのブログで私の写真がアップされるかもしれないのです。

三階の体育館?で演芸会が行われ、またその他にバザーや健康相談などが開かれた。演芸会人数制限のために地区のドヤに滞在している60才以上の福祉受給者に限られていてあらかじめ入場券を配布する形がとられている。少し早めについたのであらかたのカメポジを検討つけて作品コナーを見て回った。もともと職人だった人が多いせいか非常に素晴らしいものがおおい。職人の技なんですね。展示してあった俳句から心に残ったものを一句。

生ビール 五臓六腑に しみわたる

はっきりいって俳句とはいえないようなおそまつなもの。なんだけどなんかジーンとくる。それはここが山谷だからなんだろうな。余計な先入観は捨てないとあかんです。


12時近くになると校庭にはかなりの人でうまった。延べ人数で約千人だとか。一体どこからこれだけ出てきたのかという数である。山谷の人間はマナーがいい。怖い街なんていう人は中を知らないのです。

「おれさ先にはいりてーけどここにかいてあっから、12時までは入っちゃいけねんだよ。兄ちゃんの時計でもまだ二分あるだろ?」なんて具合だ。しかし屋上から見ていると、それだけかつて労働者の街といわれた山谷も福祉の街へと変わりつつ有る事がよくわかる。それでもニッカ姿の現役の方もちらほらいた。山谷らしいといえばアル中の人がすっころんだりするくらいで個人的になんだかものたりん感は否めなかった。もっと真っ向勝負をしかけなくては。

山谷の人を写真におさめるのは簡単なことだ。べつにこういったイベントでなくてもスナップなら得意だしノーファインダーで切り取りまくるってのもある。ただそれでは何も写らないと確信した。また迷路に入ったようだけど前進あるのみだ。

中藤毅彦展

お久しぶりです。およそ郊外の外れに位置するブログの挨拶としてはにつかわしくないですが、今後このブログは携帯より更新して行こうと思います。通勤時間の有効活用です。
こないだ中藤氏の写真展を彼が主催するギャラリーニエプスに見にいってまいりました。本人とはここ六年ほどの間柄ですが今回はなんだか作風がいつもと違う。作家自身にも言いましたがこれはこけています。粗粒子と肉薄したスナップが持味なのになんだか傍観者みたいにふぬけた感じだ。本人に聞いたらどうも同じような事をいっておられた。ダメな時もありますよ。私も前回の個展はおもいっきりこけています。しかして来場者には評判がよく歯痒いかぎりでした。

ついでなんでそこらのギャラリー回ってきたけどまるでやる気がないようなものばかり。崎山さんの天王寺ははじめ面白いかなとおもったが単調な距離感にあきてしまった。
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