『森の大合唱』 | ネロリのSea Side Story 〜煌めきの中へ〜

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☆スターシードの目覚め☆
溢れる気持ち 分かち合う喜び
恐れず 隠したりせず 明かりを灯し続けて
私があなたに伝えたいメッセージ…
無限への扉を開け ワンネスへと繋がるために…



『森の大合唱』



2019.6.11


その日の早朝
不思議なことがあった


伊豆高原駅から
歩いて10分程にある
吊り橋までの道のり


前日の大雨で
轟音を立てて流れる川を
左に見ながら歩くこと10分

流石にすれ違う人もなく

足を踏み入れた林の中は
ぬかるんで柔らかくなった
松葉の絨毯に


踏み込んだ足が
ジワリと水に浸かり
布の靴を履いて来たことが
悔やまれた


爪先立ちで用心深く歩きながら
少し広い場所に出て
ふと気づいた


どこからともなく
聞こえてくる
大音響


歩みを進める程に
その音は近くなるが
林の中に

誰かがいるなど
考えられない


演奏のようでもあり
合唱のようでもあり
耳を澄ましてみたが
よく分からない


ただ
メロディらしき
流れがあり

たくさんの音色が重なり
音に深みが感じられる


吊り橋まであと数メートル
林が途切れる辺りで
音がピタリと止まった!


気づかれた?


なぜか
踏み入れてはいけない境界線に
足を踏み入れたかのような

バツの悪さを感じながら
足を止め


いきなり静まり返った林を
しばらく
端から端まで見やり
目で探ってみたが

誰かがいる気配もなく
全くの無音状態


数歩歩いて吊り橋へ

そこには
ただ波の音だけが
高らかに響いていた


ナチュラリスト✨

私の中で
その言葉が響いた


森の精🧚‍♀️
樹々の妖精たち🧚‍♂️
 
こんな
大雨の後の海岸には
いつもの釣り人たちも
いるはずもなく

まさか
こんな明け方に
人の気配などあるわけもなく


爽やかな
みずみずしい朝の宴を
思い切り
愉しんでいたのだろう


お邪魔して
ごめんなさい

でも
こんなステキな朝を
ナチュラリストの皆さんの
歌声で迎えられて

本当に
驚いたけど
幸せだった✨


祝福のひと時を
ありがとうございました✨💖

╰(*´︶`*)╯♡