この町を去る | ネロリのSea Side Story 〜煌めきの中へ〜

ネロリのSea Side Story 〜煌めきの中へ〜

☆スターシードの目覚め☆
溢れる気持ち 分かち合う喜び
恐れず 隠したりせず 明かりを灯し続けて
私があなたに伝えたいメッセージ…
無限への扉を開け ワンネスへと繋がるために…

9月いっぱいで、
このホテル、岡部を去ります。
そう決めてから、
11日が過ぎました。

四年一ヶ月の歳月を経て、
これまでに繋がってきたものの大きさを考えると、
終わらせてしまうにはあまりにも代償が大き過ぎる気がします。

ホテルの方針で部屋数を増やすことになり、今のサロンのブースも客室にリニューアルされてしまうのです。
サロンのプースは新たに作ることになりますが、その大きな予算を捻出できません。

残念ながら、引き下がるしかありませんでした。

これまで懇意にしていただいていたお客様には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今年はなぜか、
「先生、どこにも行きませんよね」と、色んなお客様から聞かれたり、念を押されたりしていました。
お客様には感じるものがあったのでしょうか?
こういうのを、虫の知らせと言うのでしょうか?
今思うと、とても不思議です。

不思議なことはまだあります。

新しいお店が立ち上がった途端に、この状況…
このために新しいサロンが備えられたような気もしています。

これまでも、複数のサロンを運営していました。
順調な経営にも関わらず、手放すことしばしば…
ところが、いつも不思議なタイミングで、次のサロンが整えられるのです。
この伊豆に来て、一度も仕事を探し歩いたことがないのは、本当に不思議です。
だからこそ、この仕事は天職だと思うのです。

そんな風に思い起こすと、全ては順調、上手くいってるという気持ちになります。
全ては、私の人生の学び、課題の中で、進展しているのだと思います。

この景色を見られなくなるのは少し淋しいですが、また新たな地で心を養うことができるのは、幸せなことなのでしょう。

暗くなるまでの、
暫しの安らぎの時間…
私の目に焼き付いた空や雲、
丘の家々、川の流れ、
河原に咲く桜、公園、
鷺、鯉、烏、クラクション…

そのすべてが
もうじき過去のものになるだと思うと無償に大切なものに思えてしかたがありません。

私はこの景色が好き
何度声に出してそう言ったことでしょう。

これまで
私を癒してくれた
この地のすべてに
心を込めて

本当に本当に…
ありがとう

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