暑い、熱い、篤い。あっ、つい | 労人社のブログ

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戦中日記(続労人社だより)220730号

「暑い、熱い、篤い。あっ、つい」

😱いつの間にやら梅雨が明けた。明けたと思ったら、かつて経験したことのない猛暑!単に温度であれば、観測史上最も暑い日がざらにあったと思うのだが、何やら湿気がベトベト纏いつくイヤーな暑さだ。街の床屋がエアコンが故障したから(本日営業休みます)の張り紙があった。何にか違うんだよな。

😇ガキの頃の夏休みは、やはり暑かったが半ズボンで、上半身ハダカでそこいら辺を駆けまわっても気分はよかった。かいた汗はサラッとしていて、べとつくことが余りなかった。水を浴びて、ひと寝入りすれば気力体力ともに(元気いっぱーつ!)、それで済んだ。汗の成分がむかしと違っているのだ。きっとそうだ。h +とoh -が結合して水が噴き出るのではなく、最近の汗は何やら庶民の怨念が滲み出る感じがしてならない。

💢暑い夏は政治の季節とは、古くからニホンに伝わる格言である。釜ヶ崎暴動、山谷騒動、コザ暴動、8・15敗戦の日等々、暑さの夏の日は、虐げられ、抑圧された人たちが日頃の怒りを行動で示しても天道様がお許しになる日だ。(天に代わりて悪行を行う輩を誅伐する)天誅なる概念は東洋の、ニホンの政治思想に受け入れられてきた。天が熱エネルギーを庶民に注ぎ込み、悪を懲らしめるべく行動を起こさす。だから、暑い夏は清々しい汗をかくことができた。

😳暑いと熱いは異なる。ましてや篤いとはまったくの別物だ。暑いは気温に関連する外部自然要因、対して熱いは発熱や熱き想いなど内部に蓄積された内部要因。本当かしら?黙れ!だから、いまわれわれが体験しているベトベトのアツさは、暑い夏ではなく、熱い夏。外圧により身体、脳髄に閉じこめられた熱は、解放されることなく、嫌たらしさだけをわれわれの身体に巻きつける。

💦給料が上がらない。ガソリンは高い。あほシンゾウが訴追されない。阪神は負ける。お笑いネタが笑えない。マスコミは調査報道をしない。軍事費が拡大する。政治屋は頭が悪い。女性が逞しい。でも、活躍の場がない。ネトウヨが差別を撒き散らす。パソナは増益増収。庶民たちが閉塞感を強め、ストレスを溜め込み、熱にうなされるようになった。

😴エアコンが排出する水と排気熱が、庶民が呼吸する空気を熱くし、ベトつかせる。冷房された室内は当該者には快適をもたらしても、暑さを熱さに転換し、熱き夏を演出する。さぁ、そろそろ暴動を起こさなければ!天に代わりて悪を誅伐することは政治思想のイロハに属する。参院選が天誅の手段になるかは別にして、天誅が下されて当然なほど、庶民は怨念のエネルギーを溜め込んでいるようだ。その証拠が梅雨明けと同時の、湿気でベトベト纏いつく嫌たらしいこの夏の熱さだ。