角島八幡宮の境内。
拝殿向かって左手に建てられている
「御鎮座六百年 奉祝記念之碑」です。
角島八幡宮は、1395年に、神田上村の一宮
(現・住吉神社(下関市豊北町神田上))から
勧請されたものと伝えられています。
この碑は、鎮座600年を記念して
平成11年(1999年)に建てられました。
そして、その背後、
○で囲った部分にも石碑があります。
「八幡宮六百年記念」と記されているようですが、
草で覆われていて確認できませんでした。
こちらも鎮座600年を記念したものと思われます。
一方で、角島八幡宮には、昭和26年(1951年)に
釣鐘が奉納されていますが、
これも、八幡宮600年式年祭を記念したものだそうです。
なので、この碑も昭和26年の八幡宮600年を
記念したものの可能性はありますが、
碑の新しさから、平成7年(1995年)の鎮座600年を
記念したものと推定しております。
ところで、釣鐘の方の八幡宮600年式年祭の件なのですが、
何をもって600年なのかが確認できませんでした。
釣鐘は、本社の住吉神社に伝わる梵鐘(下関市指定文化財)に
ちなんで奉納されたようですが、
その梵鐘は室町時代の作とは言え、1351年(昭和26年の
600年前)に作られたとは断定されておりません。
住吉神社の創建そのものはもっと古く、
719年のことと伝えられています。
角島八幡宮の場所は↓こちらです。