軍用保護馬普通鍛錬下関第六班用 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

 

以前もご紹介したことがある、下関新地の厳島神社です。

その時の記事は↓こちら。

 

 

創建は1185年。

壇之浦の戦いの際に安徳天皇の船に祀られていた

安芸(広島)・厳島神社の分霊が、

戦いの後浜辺に放置されていたものを、

神託を受けた人々が発見して祀ったことに由来します。

 

 

参道の階段途中から左手に入ったところに幟立石があります。

「軍用保護馬普通鍛錬下関第六班用」と記されています。

石碑・モニュメントとはちょっと違いますが、

興味深かったのでご紹介します。

 

軍用保護馬の制度は、

戦時中の昭和14年(1939年)に制定された

軍馬資源保護法に基づくもので、

見込みのある馬を軍用保護馬として選定し、

軍馬として育成するための鍛錬を行ったものです。

それに伴い、各地で行われていた地方競馬も、

鍛錬のための「軍用保護馬鍛錬競争」に様変わりしました。

100以上あった地方競馬場も40弱に集約されましたが、

下関では、小月にあった小月競馬場で開催されていたそうです。

 

幟立石の場所は↓こちらです。

 

 
ちなみに、厳島神社では
 
 
門前の鳥居がマンションに食い込んでいたりもします。