厳島神社鼓楼(太鼓堂)の碑 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

間が空いてしまい、申し訳ありません。

言い訳をさせていただきますと、自分の体調不良と、

奥さんの体調不良と、残業と、鈴木光ちゃんのTV出演が

重なってしまった結果です(汗)

 

 

さて。

 

 

厳島神社です。

創建は1185年。

壇之浦の戦いの際に安徳天皇の船に祀られていた

安芸(広島)・厳島神社の分霊が、

戦いの後浜辺に放置されていたものを、

神託を受けた人々が発見して祀ったことに由来します。

 

 

 

厳島神社の大太鼓です。

 

1866年、四境戦争小倉口の戦い(小倉戦争)で、

高杉晋作率いる長州軍に対し、

幕府軍の総督であった老中・小笠原長行(唐津藩)は

戦況が不利になる中、いち早く退却。

小倉藩は小倉城に自ら火を放って、

香春(現・福岡県香春町)に撤退しました。

その翌日、小倉城に入った長州軍の奇兵隊が

戦利品として持ち帰ったものが、小倉城にあったこの大太鼓です。

 

大太鼓は長府藩主・毛利元周に献上された後、

晋作が戦勝を祈願した厳島神社に奉納されました。

 

 

大太鼓の隣に建てられている碑です。

大正13年(1924年)に鼓楼(太鼓堂)が建てられた際、

それを記念して建てられたものです。

題字はなく、碑文の撰文は

山県有朋の養子(甥)・伊三郎が手掛けています。

 

 

場所はこちらです。

 

 

ちなみに、昨日がブログ開設4周年でした。

いつも読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。

これからも宜しくお願いいたします。