正風俳諧塚 | ねりえ日和

ねりえ日和

本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

いつの間にか、ブログ開設2周年を経過していました(^▽^;)

最近何かとバタバタしておりまして、忘れておりました(;^_^A

未だに、昨年秋に撮影した写真を

掲載しているような有様なのですが、

3年目もどうぞよろしくお願いいたします(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆

 

 

さて、江戸時代の女流俳人・田上菊舎が、

1809年に現・下関市豊田町の神上寺を訪ねたことは

昨日ご説明したとおりなのですが、

その時、菊舎は松尾芭蕉の句碑を拝したのだそうです。

 

その句碑が↓こちらです。

参道の中腹にあります。

 

 

石柱に「正風俳諧塚」と記されています。

「正風俳諧(蕉風俳諧)」とは、

芭蕉とその一門による俳諧のことやその概念のことです。

 

そして、石柱の隣の石が句碑になっています。

 

「父母の しきりに恋し 雉の声」

 

 

この句碑は、菊舎が訪れる22年前の1787年に、

中野長嘯ら西市俳諧連中により建てられました。

 

中野長嘯(景徳)は、豊田西市の庄屋で、

文芸にも秀でており、菊舎とも親交があったとのことです。

 

 

神上寺の場所はこちらです。