廖承志先生 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

火の山公園トルコチューリップ園

「オルハン・スヨルジュ記念園」は、

下関市の姉妹都市である

トルコ・イスタンブール市にちなむものですが

(詳細はこちらもご参照ください。)、

その入口に、下関市の友好都市である

中国・青島市にちなむ碑があります。

 

 

 

 

「廖承志先生」と記されています。

 

 

廖承志は、中国の政治家。

孫文の盟友・廖仲愷の子として、1908年に東京で生まれます。

 

中華人民共和国建国後、日本と正式な国交がない中で、

1962年、「日中長期総合貿易に関する覚書」に基づく、

半官半民の貿易を開始。

中国側調印者・廖承志のイニシャルと、

日本側調印者・高碕達之助のイニシャルを取って、

「LT貿易」と呼ばれました。

 

そして、翌1963年、中日友好協会初代会長に就任。

1972年の日中国交正常化の際には、

毛沢東や周恩来の通訳も務めました。

 

1979年5年、中日友好の船「明華号」の団長として来関。

その際、青島市と下関市との友好都市締結を提案します。

そして、同年10月、友好都市締結の調印が行われるに

至ったのです。

 

 

この碑の建立は平成16年(2004年)、

友好都市締結25周年のことでした。

 

 

場所はこちらです。