オカリナとおかあさん | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

 

私がオカリナを始めてから、もう(もしくは、まだ?)10年以上が経ちます。

 

 

音楽が好きで、楽器演奏が好きで、合奏が好きで、若かりし頃にオルガン、ピアノ、ギター、クラリネットを練習してきました、が、好きであるにも関わらず、悲しくも全てが中途半端に終わってしまっていました。笑い泣き

 

そんな根気の無い私でしたが、時が経ち、そろそろ老後の楽しみの一つとして、なにかやってみたいと思うようになり・・・

 

そして手に取ったのがこのオカリナでした。

 

 

楽器にオカリナを選んだ多くの人がまず思う事は、お手軽ということなんじゃないでしょうか?

 

価格といい、大きさといい、演奏が簡単そうに見える事といい・・・

 

間違いなく私もそういうノリでした。

 

小学校の時に吹いていた縦笛を横にしただけ、という感覚でした。

 

最初は、楽譜通りにただ音を出すことだけで精一杯、その音がどんな音であろうと全く気にしていませんでした。

 

オカリナを手にした喜びで、実家に行って母親にオカリナを吹いて聞かせました。

 

自宅でも夫から「うるさい」と言われ、孫からも「耳に響く(悪い意味で)」と疎まれていたので、十中八九、母親からも

 

「ちょっとやめてくれない、上手になったら聴かせてね」

 

と言われるのが関の山だと思っていました。

 

ストレートな意見を言うタイプの母親でしたから、どんな言葉を浴びせられるやら!?・・・。

 

しかし意外な事に、上手いとは勿論言わなかったのですが、

 

「止めるんじゃないよ、続けるんだよ」

「ちゃんと練習を続けて、ものにしなさい」

 

と、吹くたびに言ってくれました。

 

かなり意外な言葉かけに、ちょっと戸惑いましたが、間違いなく勇気づけられたと同時に、

 

「上手くなったね」

 

と言われたい、言わせてみたいという欲も出てきました。

 

母に会いに行く時は、時々オカリナを持参して、今習っている曲を披露してきましたが、ある時、

 

「前より音が良くなってきてるよ」と。

 

あの母親がそのような事を言うなんて、という驚きはありましたが、しかし褒められた時の嬉しい気持ちは、子供と全く同じでした。

 

母は、飽きっぽい私の性格を知っていてそのように言ってくれていたのかもしれませんが、その言葉かけが功を奏したのか、今も止めることなく練習を続けています。

 

そんな母も8年前に他界しましたが、オカリナを吹くと、時折あの時の母の言葉を思い出します。

 

やり続けていて良かった。

 

最近では、仲間と一緒に合奏する面白さも加わり、オカリナは今の私の生活にやりがいと綾どりを与えてくれています。

 

 

そして書いているうちに思い出しました。

 

母親も、なんとか流かっぽれを習っていた事を。
 

そしてよく私たちを前に、かっぽれを踊っていました。

 

よく間違え、間違えたら「ひひひ」と笑い、嬉しそうに踊ってました。

 

やっぱり親子なんだな~ ウインク