2018個展を終えて(さいとうギャラリー) | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

KAMIOです。

 

札幌のさいとうギャラリーでの恒例の陶芸展を、無事に終える事が出来ました。

 

お忙しい中、足を運んで頂いた皆様、ありがとうございます。

 

先の地震の事が、挨拶代わりのように話題にのぼりました。

 

私も、制作中の大作が数個壊れてしまい、気落ちしていたのですが、皆さんに慰めの言葉を頂いたことで、気力を取り戻し、現在再び作陶に取り掛かっています。

 

今回の個展であらためて感じた事は、作品を見る場所と、見ている時間の長さで、その作品の見え方も変わってくるということでしょうか・・

 

特に、今回の新作の中に「面取り風」の作品が数点ありました。

 

この事は、フェイスブックで一足先に説明をさせて頂いています。

 

トップに載せた写真の作品は、DMにも使ったのです。そろばんのコマの様な形なのですが、表面はまるで面取りをしたように、八面体の壷や花生に見えるのです・・・が、実際は面取りはされていない円なのです。

 

私の計算では、ハッキリとそのように見えてくるはずだったのですが、本焼きを終え、自宅で見ていると、私が思い描いていたほどの効果が出ていないような気がして、ちょっと物足りない感じがしていました。

 

しかし、会場に持っていくと、照明と見る距離の関係で、くっきりと面取りの八面体に見えてくるではありませんか。

 

おまけに、面の向きで色合いまで変わって見えてきます。

 

見に来た友人の一人にその事を説明したら、

 

「これはそうやって説明してくれないと、分からない、本当だ、実際は円形なんだ!」

 

と、撫でたり離れて見たりと不思議がっていました。

 

 

グラデーションと鎬の関係で、私の作品にはこのように錯覚を起こす作品が何点かあります。

 

 

今回の個展でもう一つ感心した事は、3日連続でやってきた最高齢者90歳の男性。背筋が伸び、かくしゃくとして、頭脳も明晰、滑舌にいたっては、私よりもずっといい・・

 

話によると、週に2回碁会所に歩いて通っているようです。

会話をしていると、90歳の人と話しているとは思えませんでした。

碁で頭を使っているからでしょうか?

 

購入してくれた作品は、ある程度の大きさと重さがあったので、落としたら大変と、妻に下まで持っていくように言うと、

 

「いやいや、大丈夫」

 

と一笑に付されました・・・

 

私の父親も、90歳を過ぎても背筋がすっくと伸び、感心をしていたのだけれど、この男性は更に頭の明晰さも加わり、圧倒的な存在感と輝きを感じました。

 

私の強い希望は、もっと長生きして、私の個展に元気に足を運んでほしいという事です。

 

北海道は日増しに寒さが増していきますが、お体に気を付けて下さい。(慣れない自撮りでした)