水かけおばさん・・・? | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。



MIYUKIです。

先日、日帰り温泉に行った時の話です。

サウナで、

「あの水掛けおばさんが来ているね」

という会話が耳に入りました。

私は、水行のように、ザブンザブンと頭から水を掛けまくる女の人の姿が目に浮かびました。

温泉で身を清めたいのだな~・・・  そんなことを思いながら、湯舟に浸っていると、バシャ、バシャと水を撒く音が!


よく見ると、桶で床にお湯をふんだんに掛けているご婦人がひとり。

この程度の情景は、女湯ではよく見かける光景。

でも、このご婦人は、平均値を遥かに超えていました。

これから足を踏み出すであろう自分の道筋に、お湯を掛け、清めてからスススーっと歩み出すのです。

桶にお湯がなくなると、さらに湯を汲み足し、汲み足し、湯を掛けながら道を清め、御身を前へ前へと進めていく。

「ムムム・・・」

私は彼女の行動から目が離せなくなりました。

これが先ほど耳にした、水掛けおばさんか?



この先の行動は、私の想像を遥かに超えたものでした。

彼女は、桶を持ったまま湯舟に入ってきました。

その桶でなにするだ~??

脇目もふらず、真っ直ぐにお湯の出口に向かいます・・・

持ってきた桶で出てくるお湯を汲むのですが、なんと不安定な縁にわざわざよじ登って汲みはじめました。

腕を伸ばせば、ゆうに届く距離にも関わらず、裸身をむきだしにして縁にしゃがみながら・・・

汲んだ湯を、これから自分が入るであろう湯舟に向かって注ぎ込む・・・

そんな行動を数回繰り返した後、安心したようにおもむろに湯舟に御身を沈めていきました。


心の中で叫びました!

「恐れ入りました~」



世の中にはいろいろな人がいるもんです。

温泉にはいる、一つの緊張感溢れる儀式を垣間見た思いです。

ダレッと湯に浸かる私との間には、果てしない距離を感じた、そんなそんな日でした・・