MIYUKIです。
私が生まれた(昭和の中期生まれ)時は、みんな貧しかったけれど、今思い返してみると、一番良かった時代だったように思えます。
東京オリンピックは私が小学生の時で、生活のスタイルがどんどん変わっていったのもこの時です。
私たちの世代は、アメリカのホームドラマを見て育った世代です。
そのホームドラマの中では、決まって大きくてモダンな家、背の高く、鼻の高いパパと、金髪であくまでもウエストがギュッと締まったロングスカートのママ。
(誰かさんのパパのように背が低かったり、誰かさんのママのように頭の毛がクルクルのパーマではありません・・・)
何かと言えばハグしあい、ほっぺにチュ!
(無愛想に「行ってくるぞ・・」「しっかり稼いでおいで!」などという粗野な会話はしません・・)
ママの焼く美味しそうなパンケーキの朝ごはんやデザートのケーキやアイスクリーム。
(色の黒っぽい煮つけや、サツマイモ、かぼちゃのふかしたおやつは出てきません・・・)
寝る時は、自分ひとりの部屋にベッド、これまたあくまでも薄いブランケットをそっと肩まで掛けてあげながら、ママは子供のおでこにこれまたチュッとしながら、「いい夢見るのよ~」
(ちゃぶ台をしまった後に、所狭しと布団を敷き詰め、綿の入った分厚く重い掛け布団を取り合うと言う事は絶対にありません・・・)
違いすぎる!あまりにも違いすぎる!・・・
アメリカのホームドラマのような生活が、この世に実在することに驚き、当然のように憧れました。
その頃高度成長期に突入した日本は、今までの貧しさから一気に脱却するように、色々なものを買い求めました。
今のようにローンを組むという時代ではなく、お金を貯めてはテレビを買いましょう、ガスコンロを買いましょう、冷蔵庫を買いましょう、電話を付けましょう、と一つ一つ便利なものが家の仲間入りをしていきました。
アメリカのホームドラマに影響を強く受け育った私は、憧れとコンプレックスが入り混じりながらも、少しでもあのような生活に近づきたいと思ったものでした。
アメリカ一辺倒の情報の影響か、外国=アメリカ、アメリカ=ゴージャスという図式が頭の中に定着して、今にして思うと、随分と狭い固定観念を植え付けられてしまったように感じます。
その頃の私は、今後どのようになっていくのかは分かるはずもなく、少しずつ洋風化して行く事にわくわくしていました。