思い出の混浴・・・?(その1) | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

MIYUKIです。

現在我が家には、「里帰り出産」という事で娘の有来(ゆうら)が帰ってきています。

という事で、必然的にうちの平均年齢がグッと若返り、そして華やいでいます。


前回のブログでは、息子がまだ小さい時に、溺れさせかけた思い出話を書きましたが、今回は娘との忘れたくても忘れられない「混浴」の思い出話です。

最近、混浴の温泉は少なくなりましたが、30年近く前に家族で今金町にある「奥ピリカ温泉」という所に行きましたが、そこの露天風呂は混浴でした。

記憶も少々危うくなっているのですが、駐車場に車をおくと、しばらく山の中へ歩いて行かなくてはならなず、また自家発電のためテレビもなく、夜には薄暗くなるという、野趣あるれる温泉宿でした。

その露天風呂は、どうしたものか宿に向かう途中に外から見えてしまう所がありました。

偶然、若く美しい女性たちが数名「キャッキャ」と賑やかにその露天風呂に入っているのが見えてしまいました。

宿に荷物を置くなり主人が、

「回帰、露天風呂に行こう!」

と。

それまで着いたら一緒にトンボやチョウチョ採りをしようと約束していたはずなのに、コロッと予定を露天風呂に変更。

男の本性を見せつけられた一瞬。

混浴に向かう二人を見て、私たちも行こうかと遅れて娘と行きました。

どうしたことか、若い女性客は既にお風呂から上がり、そこにはぽつねんと主人と回帰の二人だけ・・・

私は心の中で

(ふふふ・・世の中そんなに甘くはありませんよ~)

期待を打ち砕かれた主人は、回帰とすごすごと上がり、予定通り虫捕りに行きました。

改めてこの露天風呂を観察すると、なかなかいいではありませんか。

外から若干見えてしまうという難点はありますが、周りは木や花が生い茂り、森の中に温泉があるという感じ。お湯の温度はかなり低めですが、どこまでも透き通っていて綺麗、下に敷き詰めた玉砂利までハッキリと見えます。

そんなまったりとした時間を娘と二人で楽しんでいました・・・そのまったり感が吹き飛んでしまう事態が起こるとも知らずに・・・

予期せず、中年の男性客が5~6名が、突如ワイワイと入ってきました。

私たちの存在に気が付いた男性客は、急に静かになり、私たちの真向かいに一列になって座り、まるで裸で集団見合いでもしているような格好になってしまったのです。

まだ2~3歳の娘は、そんな事は勿論意に介せず、今まで通りにはしゃいでおります。

母はもうはしゃげません。

まだ30歳近くも若かった私は、今とは出来が違いすぎます
( ̄_ ̄ i)

「恥じらい」というものがまだ存在していました。

私は首までどっぷりと湯に浸かり、かろうじて持っていたタオルで前面を覆い、隠しましたが、隠しきれるものではありません。

私たちの一挙手一動を、こちらに向かって一列に並んだ男性陣がじっとみている。(ような気がする、なんせ目が悪いもので・・・)殆ど会話もなく静かに・・・

混浴自体に慣れ親しんでいない私たちは、この場をどのようにやり過ごすのが自然で粋なのかも分からず、なんとも気まずい雰囲気が一面に漂っている・・・

いくらお湯がぬるいと言っても、顔から汗が流れてくるくらいにあったまり過ぎてきた。

当然娘も飽きてしまい、「早くあがろう!」と迫る。

私が湯から立ち上がり、約3メートル先にある出口にたどり着くその姿を想像してみる。

オ~マイガ~


私は娘に耳打ちをした。

「ねぇ有来、お願いがあるんだけど、上がる時、私の後ろにぴったりとくっついてきてね、分かった?後ろにくっつくんだよ。」

「うん、わかった!」

私は透き通った美しい湯の中を、いざるような格好で出口にゆるゆると進んでいく。(その格好だけでも相当あやしい・・)

娘のゆうらは、私のいう事を聞いてきちんと後ろから付いてくる。

そうそう、その調子・・・

そして、いよいよ湯から全身をあらわにして出口に向かうという、一番大切なクライマックスで!!
(((゜д゜;)))

なんてこった!

「はやくおいで~」

という言葉を残して、ゆうらがさっさと出口に消えていったではありませんか!Σ(゚д゚;)

心の中で叫びました・・・

「ゆうら、待って、ここから先が肝心なのよ~~」

しかし、この心の叫びも、空しく山からはね返ってくるようでした。



その後の事は、皆様のご想像にお任せすることとします。

え?誰ですか?

「誰もあんたなんか見てないよ・・」

とおっしゃる殿がたは・・・

確かに、今はそうです・・・